<文化環境研究所 News> 第14号
2001.3.15発行

−今号の話題−


教材としても活用できそうなカードゲーム『フィッシュゲーム』のご紹介 発売元/奥野かるた店 定価/本体1,900円(税別)

★『フィッシュゲーム』は魚の名前や生態を遊びながら親しむことができる カードゲーム(紙製、1枚の大きさは縦58mm×幅89mm)です。カードにされて いる魚は日本の近海および河川湖沼にいる代表的な魚類が選定されており、生息 場所によって8つに分類された64枚と、イカ・タコなど魚以外の水生生物をピ ックアップした12枚の、合計72枚で構成されています。カードは精緻なイラス トに加え、名前・学名・性質やおおよその体長などが記載されているので、図鑑 代わりにも活用可能です。私は横浜のトイざらすで手に入れましたが、通信販売 でも入手可能です。この他にも、バードゲーム(¥1,900)、野菜カード (¥1,900)、 ZOO PARKどうぶつえあわせ(¥980)、コスモゲームN.E.0.ネオ(¥1,900)、恐竜 博士ディノカード(¥1,900)、日本史かるた(¥5,000)など様々なテーマのカー ドゲームが発売されています。カードゲームなど奥野かるた店の商品に関する情報はこちらでご覧になれます。
[奥野かるた店URL] http://www.book-kanda.or.jp/cm/shop/4006/4006-01.htm

発売元の奥野かるた店は大正10年創業、昭和54年に現在の神田神保町の白山通 り沿いの店舗に移転しました。店舗前のショーウィンドーでは季節ごとのディス プレイが行なわれ、また展示コーナーにはカルタ記念館(福岡県大牟田市)の貴 重なカルタやトランプが展示されています。 1Fでは日本の古典的なゲーム(か るた・百人一首・将棋、囲碁など)、2Fでは海外から輸入されたゲームを扱っています。

□奥野かるた店
住所:〒101-0051東京都千代田区神田神保町2-26
TEL:03-3264-8031 FAX:03-3230-1512
営業時間:平日/11:00-18:30 日・祝・祭/12:00-17:30
定休日:第2・第3日曜日



海外視察ツアーのお知らせ/デンマーク再生湿地巡り ‐北欧の渡り鳥観 察&自然の再生講座‐

♪. メープル・ツアーズ/大村さんからの情報です!
日本で最近注目されてきた「自然の再生」ですが、ヨーロッパやアメリカでは、 現在、この自然の再生事業が盛んに行なわれています。生態系に重点をおいて 再生された湿地には、多数の渡り鳥が帰ってきており、シーズン中は数千万羽 という数の渡り鳥を観察することができます。今回のツアーでは、デンマーク で再生された様々なタイプの湿地を訪ね、渡り鳥を観察すると同時に、一旦干 拓などで破壊された湿地を再生する過程を学びます。また、自然エネルギー自 給を目指す島として注目されている「サムソ島」にも足を延ばします。 この度日本湿地ネットワーク(JAWAN)の企画で、デンマークの再生湿地を巡る ツアーを組むことができました。関心をお持ちの方ならどなたでもご参加いただ けます。(広くご参加いただけるようにと旅行代金もかなり頑張っています!) このまたとない機会にぜひご参加ください。 多くの方にご紹介いただければ幸 いです。
スケジュール(予定)
[1日目]
午前:成田空港発、デンマークヘ
夕刻:コペンハーゲン/カストラップ空港着
空港より、専用車にてホテルへ <コペンハーゲン泊>

[2日目]
午前:ホテル発、専用車にてオーデンセへ
午後:オーデンセにて下車(3h/各自、昼食及び観光)
夕刻:リーベへ < リーベ泊 >
◎オーデンセ(Odense)/アンデルセンの生誕地、古い町並みがよく保存されて いる。アンデルセン博物館がある。
◎リーベ(Ribe)/700年代に出来たデンマークで一番古い都市、バイキングで 有名。毎年街の中心地に営巣するコウノトリはリーベ名物。ワデン海に近く海鳥 を存分に楽しめる。

[3日目]
終日:ワデン海 バードウオッチング
塩水ラグーンや干潟など海岸の再生現場  < リーベ泊 >
◎ワデン海(Wadden Sea)/デンマーク、ドイツ、オランダにまたがる生態系の 豊かな海。汚染問題を解決するため3カ国協定が結ばれている。今回訪問するの はデンマークとドイツの国境にある湿地再生現場。デンマークのワデン海は全域 がラムサール湿地に指定されている。1980年代に干拓事業にともなう新堤防工事 でかつての干潟や塩性湿地が干陸化し、渡り鳥を中心に生態系が劣化。数年後に は海水を導入し塩水ラグーンを造るなどの湿地の再生事業が実施され現在にいた っている。

[4日目]
午前:スキャーン川へ バードウオッチング
河口流域の湿地再生現場、デンマーク最大規模の再生事業
午後:ヴェスト スタディル フィヨルド 芦原や湖の再生現場 <リコビング泊 >
◎スキャーン川(Skjern River)/デンマークで最も流量の多い川。1962〜68年 の灌漑工事で河口部分はまっすぐに改変され、ほぼ4000haが耕作地化。そのため サケやマスも消え、生物多様性が失われ水質が汚染された。10年程前から森林自 然庁が事業に取り組み、下流域の牧草地を含む2200haが湿地として再生され、川 の流れは昔の自由を取り戻した。現在では渡り鳥やサケなどが戻ってきてかつて の賑わいをみせている。デンマークでは最大規模の事業で、EUの湿地再生政策に 基づき資金の供出もあった。
◎ヴェスト スタディル フィヨルド(Vest Stadil fjord)/現存している湿 地に新たに葦原や湖などを再生するという事業。地域内の水位を上げ、水質汚染 を軽減することが目的。計画内容が複雑でエンジニアリングが難しいところから 実験的な取り組みとされている。灌漑によって劣化していたこの地域の生態系は 再生によってかつての豊かな生物多様性を取り戻した。

[5日目]
午前:ゲッダルマーシュ 塩生湿地、埋立地の再生現場
午後:スポットラップ湖 農地化していたかつての湖を再生
<サリングサンド泊>
◎ゲッダルマーシュ(Geddal Salt-marshes)/デンマーク西部の塩生湿地。1950 年代に集約的な農地として湿地140haが埋立てられた。しかし1992年、海岸線の 堤防を低くすることによって湿地が再生された。海水は秋季と冬季の高潮の時に 入り、家畜が放牧され牧草がつくられている。野鳥が多数訪れるようになった。
◎スポットラップ湖(Spottrup So)/中世に建てられた城であるSpotrup Borg は、この地域の唯一の観光資源である。灌漑で農地化していたかつての湖110ha (周辺部分も含めて)を湿地として再生。城と一体化した景観は観光地としての 価値を大いに上げ、生態系の豊かさ(鳥やカワウソなど)が人気を集めている。 またポーランドからの移住者が住んでいた建物に手を入れてインフォメーション センターとして再利用、地域の歴史も大切に教えられている。

[6日目]
午前:サムソ島“自然エネルギー自給を目指す島”へ(フェリー)
午後:ステヴン フィヨルド(ラムサール登録地)<サムソ泊>

[7日目]
午前:自然エネルギー施設(風力、バイオマス)など見学
午後:サムソ島よりコペンハーゲンへ<コペンハーゲン泊>
◎ブロックホルム ソー(Brokholm So)/Countyの事業。風力発電20機ほど の予定地であったが、住民とCountyとの話し合いにより湖として再生すること が決定された。農地の移動を余儀なくされた農家は、この事業が水質汚染の改善 につながり、地域への貢献ができること、自分たちがレクレーションの場として 楽しめること、より優良な土地と交換できるので実質的な損はないことなどで積 極的に賛成した。国からの補助がタイミングよく出る時期でもあり、事業として 成功した。地域の名物となり、一旦離農した人々が帰ってきたりしている。
◎サムソー(Samso)/自然エネルギー自給を目指す島(飯田哲也著「北欧のエ ネルギーデモクラシー」より)小さな島の大きな挑戦―自然エネルギーで100% 自給可能な「自然エネルギーアイランド」にしたてることーを目指す。風力発電 、 バイオマス(木屑やワラを燃やす)、省エネルギー・省電力を3本の柱にする。 農業中心、人口約4000の小さな島だが、ラムサール指定湿地、Stavns Fjord がある。デンマーク政府が募集した「自然エネルギーアイランド」5箇所のうち の1つ。

[8日目]
午前:出発までフリータイム ホテルよりカストラップ空港へ
午後:コペンハーゲン出発、一路帰国の途へ

[9日目]
午前:成田空港着、入国後、解散
日程:2001年4月21日(土)〜29日(日) 7泊9日
企画:日本湿地ネットワーク(JAWAN)
ツアーリーダー:伊藤よしの JAWAN所属、湿地再生を研究
旅行代金:お一人様 ¥298,000-
募集人数:18名 (最少催行人数12名)
申込締切:3月21日(水)
問い合せ・申込み先:メープルツアーズ 担当:大村 弥加(おおむら みか)
TEL:03-3437-6266 FAX:03-3436-3670
E-mail:GZJ03162@nifty.ne.jp

[日本湿地ネットワークURL]
http://www.kt.rim.or.jp/ ̄hira/jawan/index-j.html



環境省のURLで、「国立公園に関するアンケート」を実施しています。

★より良い国立公園の実現を目指し、21世紀における国立公園のあり方を検 討するため、環境省のホームページでアンケートが実施されています。今後の国 立公園の検討に際し、重要な資料となるとのことですので、興味のある方はご協 力ください。
http://www.env.go.jp/nature/koen/npr/npr.html

問合せ先/環境省自然環境局国立公園課
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2 電話:03-5521-8279 FAX:03-3595-1716

−イベントのお知らせ−


エコツアーに関わる展示とセミナー「なんてすてきなエコツアー 知的・ 体験・好奇心」が開催されます

★東京・渋谷にある環境パートナーシッププラザの展示スペースにおいて、 平成13年4月3日から5月2日まで、各サイトでおこなわれているエコツアー について展示やビデオ上映・各種パンフレット提供が行なわれます。また展示期 間中、エコツアーガイドやオペレーターの方々によるエコツアーの紹介やエコツ ーリズムに取り組んでいる地域や活動の紹介をおこなうセミナーも開催予定です 。

♪ 文部科学省/浅草さんからの情報です!

文部科学省では,昨年度から,青少年が楽しく遊びながら博物館を利用できる ようにするための展示,普及,教育活動のうち先導的な取り組みに対して, 「親しむ博物館づくり事業」として登録博物館等を対象に事業を実施しており ます。この度は,その事業成果を広く普及するとともに,我が国の博物館活動 の充実・発展に資するため,シンポジウムを開催します。参加人数に余裕があ りますので,是非ご参加ください。
日時:平成13年3月13日(火) 10:00〜17:30
場所:東京国立博物館 平成館 講堂
日程
09:30 受付
※受付は通用門入り口で行いますので,通用門からお入りください。
10:00 開会
      主催者挨拶 寺脇研(大臣官房審議官・生涯学習政策局担当)
      日程説明
10:30 基調講演 染川香澄(ハンズ・オン・プランナー)
11:20 事例発表 (1館20分の予定で2館発表します。)
      テーマ1「地域社会との連携」
12:00 昼食
13:00 事例発表 (1館20分の予定で4館発表します。)
      テーマ2 「ハンズ・オン活動等」
      テーマ3 「利用者の視点の導入」
14:20 展示ブース見学(各実施館の事例展示)
15:30 全体協議(事例発表のテーマをもとにパネルディスカッション)
      パネリスト/親しむ博物館づくり事業推進委員会委員
      五十嵐耕一 (財)日本博物館協会専務理事
      佐原眞 国立歴史民俗博物館長
      鈴木眞理 東京大学助教授
      樋口敬二 名古屋市科学館長
      堀由紀子 (社)日本動物園水族館協会理事
      渡辺妙子 佐野美術館館長
コーディネーター
      濱田隆士 (財)日本科学協会理事長
17:30 終了

□エコツアー展
開催期間:2001年4月4日(水)〜5月1日(火)
開館時間:10:00〜19:30
休館日:日・月・祝日
開催場所:地球環境パートナーシッププラザ
東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1階 電話03-3407-8107
入場無料
出展内容
◎サイト別展示スペース(カッコ内は出展者)
コスタリカ(コスタリカ政府観光局)/ガラパゴス(アートツアー)/ニュージ ーランド(ニュージーランド観光局)/オーストラリア・フレーザー島(トムソ ーヤクラブ・プロマークジャパン)/オーストラリア・マンガリフォールズ(マ ンガリフォールズスチューデントビレッジ)/ミッドウェイ(ミッドウェイアイ ランドジャパンオフィス・オーシャニックワイルドライフソサエティ)/ロシア 北方四島(環境NGO)/小笠原村(小笠原村ホエールウォッチング協会)/沖 縄・西表島(西表島エコツーリズム協会)
◎テーマ別展示スペース(カッコ内は出展者)
「風の大空」モンゴル、アラスカ、カナダ、米国キャンプなど(風の旅行社)/ 「森の生命にふれる・人の暮らしから学ぶ」米国ヨセミテ国立公園、タイ熱帯雨 林(日本ネイチャーゲーム協会)/「自然との素晴らしい出会い、そして約束」 富士山麓、沖縄やんばる地域(ホールアース自然学校)/「地域のNPOとつく るエコツアー」屋久島、富士山、北海道、ニュージーランド、米国国立公園(リ ボーン)

□エコツアーセミナー
場所:環境パートナーシップオフィス会議室 国連大学ビル横奥
東京都渋谷区神宮前5-53-67コスモス青山地下2階 電話03-3406-5180
参加費:無料
セミナー内容:
◎第1回セミナー 2001年4月7日(土)12:30〜17:00
「風の大空」風の旅行社
「コスタリカにおけるエコツーリズムとその現状」コスタリカ政府観光局
「ロシア・北方四島のエコツアー」環境NGO
◎第2回セミナー 2001年4月14日(土)12:30-17:00
「自然との素晴らしい出会い、そして約束」ホールアース自然学校
「西表島のエコツアー」エルビー・カヤックステーション
「小・中学生の環境教育の旅」トムソーラクラブ
「地域のNPOとつくるエコツアー」リボーン
◎第3回セミナー 2001年4月21日(土)12:30-17:00
「太平洋に浮かぶエコツアーの新星 ミッドウェイ環礁」ミッドウェイアイラン
ドジャパンオフィス、オーシャニックワイルドライフソサエティ
「ニュージーランド 人々と自然に出会う」ニュージーランド観光局
「オーストラリア『マンガリ』でジャングルとリーフに出会う」マンガリフォー ルズスチューデントビレッジ
◎第4回セミナー 2001年4月27日(金)18:00-21:00
「太平洋上に浮かぶネイチャーランド『ガラパゴス』」 アートツアー
「森の生命にふれる・人の暮らしから学ぶ」 日本ネイチャーゲーム協会

セミナー参加希望の方は、希望するセミナー・名前・参加人数を実行委員会まで 電話・FAX・E-mailにてお知らせください。 申込み・問合せ先:なんてすてきなエコツアー展実行委員会(エコツーリズム推 進協議会内)
TEL:03-5439-6046 FAX:03-5439-6053
E-mail:ecojapan@alles.or.jp
[エコツーリズム推進協議会URL] http://www.ecotourism.gr.jp/


皆様からの情報をお待ちいたしております。
info@bunkanken.comまでお送り下さい。