|
<文化環境研究所 News> 第16号
2001.4.13発行 |
| テーマパークを成功させるには資金力だけでなく、 周辺に相当の人口を抱えることが不可欠と指摘されています。 国内で、この条件を満たすテーマパークは非常に少ないため、 東京ディズニーランドの独り勝ちが続いている状態です。 3月31日大阪に、関西の起爆剤として期待されている ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが、オープンしました。 また9月には、東京ディズニーシー(千葉県浦安市)も 満を持して開業する予定です。 今号の話題では、 21世紀を迎えて登場した「新しいテーマパーク」に焦点をあてます。 |
| −お知らせ− |
| ■ |
新展示「マルチメディア」登場/新潟県立自然科学館 2月24日、新潟県立自然科学館に新しい展示が登場しました。 この展示の開発には、文化環境研究所のホームページや メールマガジンの運営に協力いただいている サイバーネットワークさんが関わっています。 ♪.サイバーネットワーク・鎌田さんからの情報です。
こちらで、新展示の概要がご覧になれます。 http://www.lalanet.gr.jp/nsm/multi.html [サイバーネットワークURL] http://www.cyber-net.co.jp/ 新潟県立自然科学館 〒950-0948 新潟県新潟市女池南3丁目1番1号 TEL 025-283-3331 FAX 025-283-3336 E-mail nsm@coral.ocn.ne.jp 開館時間 9:30〜16:30(入館は16:00まで) 休館日 毎週月曜日と12月28日〜1月4日 (月曜日が祝日または振替休日の場合は翌日) ※このほか、設備点検整備のための休館日があります [新潟県立自然科学館URL] http://www.lalanet.gr.jp/nsm/index.html |
| ■ |
特別展「青木世一のきっと木っとキット」展 浜田市世界こども美術館(島根県浜田市) Cultivate13号でも取り上げました「浜田市世界こども美術館」さんで 「青木世一(せいち)のきっと木っとキット」展が開催されます。 ベニヤ板を使用した独自のスタイルで、作品制作に取り組んでいる 青木世一さんの作品約20点が、特別展で紹介されます。 今回は機械や道具をモチーフにした《木械(きっかい)シリーズ》と、 ゴッホやセザンヌなどの名画を立体化させた《名画シリーズ》が 展示される予定。 みるだけでなく、楽しい仕掛けもたくさん用意されているそうです。 以下、パンフレットからの抜粋です。 1.木械シリーズ 展示期間:4月7日(土)〜6月3日(日) 日常的な機械や道具から、本来の機能を取り去ったり、 別の機能を付け加えたりすることで、 アオキ流木械は誕生します。 別名「ながめる機械」「みる装置」。 そこに物語性が加わることで、 さらに不思議な世界が演出されます。 ≪アダム&イブ≫≪ジャックとタイプライター≫など約10点を展示。 2.名画シリーズ 展示期間:5月3日(祝)〜6月3日(日) 名画の世界を立体にしたらどうなる? こんな難題に挑戦した結果、誕生したのが「アオキット」。 巨匠と呼ばれる画家たちが絵の中に閉じ込めたモチーフを、 アオキ流に再現してしまったのです。 平面と立体の関係の不思議さを追及し、提示した作品です。 ≪ゴッホ=キット≫など約10点を展示。 浜田市世界こども美術館 開館時間:午前9時30分〜午後5時 休館日:毎週月曜日・国民の祝日の翌日・年末年始・展示替期間 観覧料:大人400(300)円/高校生・大学生200(100)円/ 小・中学生100(50)円 ( )内は20名以上の団体料金 住所:島根県浜田市野原町859番地1 TEL.0855-23-8451 FAX.0855-23-8452 E-mail hama-b@mx.miracle.ne.jp [浜田市世界こども美術館URL] http://www.web-sanin.co.jp/local/hamada/mcma.htm |
| ■ |
美術品観察学会のメーリングリストに参加しませんか 「ミュージアム・マガジン・ドーム」などの編集に携わっている 山本育夫さんが主宰しているメーリングリストを紹介いたします。 美術品観察学会のメーリングリストは、美術が好きな人・美術館関係者・ 美術ジャーナリスト・美術評論家・美術雑誌編集者・ ミュージアムマガジンドームの読者・アートマガジンエルアールの読者 など、約500人から構成されています。 このMLには以下の方法で、入退会できます。 参加する場合は、E-mail → aw-ml-subscribe@egroups.co.jp のアドレスに、何も書かないメールを送るだけで自動登録されます。 退会する場合は、E-mail → aw-ml-unsubscribe@egroups.co.jp のアドレスに、何も書かないメールを送るだけで自動退会できます。 なにかの都合で一時メールを止めたいときは、2の方法をとり、 また復活したいときは、1の方法をとればいいということになります。 問い合わせ:山本育夫さん E-mail yamaiku@mxb.mesh.ne.jp [山本育夫事務所URL] http://www2a.biglobe.ne.jp/ ̄yamaiku/ |
| −今号の話題− |
| ■ |
21世紀を迎えて登場した「新しいテーマパーク」 2001年の大きな話題となりそうなのが、 日本の東西でオープンする東京ディズニーシー(TDS)と ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)です。 一方、米国では「古き良き時代」「自然」「産業」 といったキーワードのテーマパークが出現しました。 苦戦が続いている国内のテーマパーク経営で、 唯一の勝ち組である東京ディズニーランドが、 満を持してオープンを予定しているTDSは、 海にまつわるさまざまな物語をテーマにした 世界でただひとつのディズニー・テーマパーク。 まだ、一般公開されていないので詳細は掴めませんが、 現在、工事自体は9割方終了している模様です。 東京ディズニーランドは、アトラクションの面白さ以外にも、 造形物の表現方法、サインの考え方等々、 興味深い点が、非常に多いのですが、 TDSも同様に、東京湾に面したロケーションの活用など、 ランドスケープ的にも見るべきところが多いとの噂で、 色々な方面から注目を集めそうです。 [TDS公式URL] http://www.tokyodisneysea.co.jp/ 一足先に開業したUSJでは、「ジュラシック・パーク」や 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」など 乗り物で移動しながらストーリー展開していくライド物と、 「ウォーターワールド」や「バックドラフト」など 実際の炎とハイテク演出を駆使したライブショーが評判だそうです。 そういえば、サファリパーク型の動物園でも園内バスに乗って、 インタープリターの説明を受けるツアーの人気が高いですし、 防災センターなど、防災意識を啓発する施設でも、 映像による消火訓練のシミュレーションより、 実物、火を使った消火訓練の方が遥かに緊迫感があるのは確かです。 ただエンターティメントをテーマとした施設は、 如何に対価分の娯楽を来館者に提供するかが使命ですので、 公共の展示施設にテーマパークの手法を何から何まで取り入れても、 それを支える運営的な機能や予算が伴わない限り、 絶大な効果を産まないと個人的に思っています。 とにかく9月4日以降、どっちがよくできている。 面白いとの比較話が、あちこちで聞かれそうです。 [USJ公式URL] http://www.usj.co.jp/index1.html 一方、テーマパークの総本山である米国・ディズニーランドでは、 新テーマパーク、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー (DCA)が人気を呼んでいるようです。 約20万平方メートルの広大な敷地に、 約1,540億円をかけて建設されたDCAは、 古き良き時代のカリフォルニア・ビーチエリアに タイム・スリップした『パラダイス・ピア』、 カリフォルニアの豊かな自然、 そこから生まれる食文化をテーマにした『ゴールデン・ステート』、 アメリカが世界に誇る産業である映画、 その映画文化の発祥の地、ハリウッドをテーマにした 『ハリウッド・ピクチャー・バックロット』の 3つのテーマエリアから構成されています。 この「古き良き時代」「自然」「産業」といったキーワードが 日本のテーマパークなどにも持ちこまれそうです。 ディズニー社によると、テーマパークの収益は昨年、 会社全体の26%を占めたそうで、 今後も積極的にテーマパークの建設を進めていく方向です。 また訪問者の滞在時間が伸ばすため、 テーマパーク内のレストラン、ショッピングモール、ホテルなど 魅力のある施設もアトラクション同様、増やしていく考えです。 ちなみに、アナハイムのディズニーランド訪問者の滞在は平均1.5日。 フロリダのディズニーワールドは平均5日だそうです。 テーマパークは、人々の余暇を取りこむ点から考えると、 博物館や自然学校と競合関係にあると思われます。 ますます博物館や自然学校で果たすべき使命と役割、 競合と棲み分ける戦略が必要とされます。 [DCA日本語URL] http://www.disney.co.jp/usparks/dl/dca/index.html [DCA英語URL] http://disneyland.disney.go.com/disneylandresort/CaliforniaAdventure/ |
| 皆様からの情報をお待ちいたしております。 info@bunkanken.comまでお送り下さい。 |