<文化環境研究所 News> 第19号
2001.5.31発行

今月の中旬から、二週間ほどオーストラリアの水域を中心とした
環境教育施設や国立公園・水族館・動物園など取材してきました。
今号の話題では、数回にわたって
オーストラリアの環境教育施設について若干紹介いたします。

−お知らせ−


週間ユネスコ世界遺産(講談社)でグランドキャニオン国立公園が特集されています

講談社から発行されている『週間ユネスコ 世界遺産』で、 グランドキャニオン国立公園が特集されています。
周辺の国立公園も紹介されていますので興味のある方はご一読ください。
関連URL≪↓≫
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/Scripts/bookclub/intro/intro.idc?id=26852
目次(抜粋)
●遺産ガイド/グランドキャニオン国立公園
●名跡ガイド/グランドサークル(モニュメント・ヴァレー、
 アーチス国立公園、ブライス・キャニオン国立公園、パウエル湖)
●遺産ガイド/カールスバッド洞窟群国立公園、メサ・ヴァード国立公園、
 チャコ・キャニオン国立歴史公園、タオスの先住民集落
●よくわかる遺産講座/大峡谷形成のドラマ
●ヒューマン・ヘリテージ/グランドキャニオンを乱開発・観光地化から
 守った政治家、ルーズヴェルト
●今週のデータファイル/壮大な大自然の懐に抱かれて豊富な
 アクティビティを満喫する
●遺産クリップ/大峡谷の周辺環境と先人たち
6月下旬には、カナディアン・ロッキー山脈国立公園群の特集が
発行される予定です。また毎週金曜日に発行されるメールマガジンの
登録はこちらまで≪↓≫
http://mm.kodansha.net/sekaiisan/index.html

[週間ユネスコ世界遺産URL] http://www.kodansha.co.jp/heritage/



先生のための動物園研究/東京都多摩動物公園(東京都日野市)
6月23日と8月25日、多摩動物公園において、学校の先生を対象にした
特別企画「先生のための動物園研究」が開催されます。
動物園で動物観察の楽しさを知ってもらうため、
園内ガイドによる二つのコースの解説が行われます。

コース1:調理場見学・動物解説員によるガイドツアー・
     昆虫園での学習プログラムなど
コース2:サバンナの草食動物を中心にじっくり動物を観察する

 ●対象:教員(小・中・高・大学・専門学校など)
 ●日時:6月23日(土)、8月25日(土)10時〜16時(雨天中止)
 ●講師:多摩動物公園 動物解説員
 ●定員:各日各コース 15名
 ●費用:無料
 ●申込:往復はがきに氏名・住所・電話番号・学校名・希望日と
     希望コースを明記し、返信先を記入して下記まで送付ください。
     複数名での応募は、全員について上記項目を記入し、
     代表者の方が1通にまとめてお送りください。
     なお、応募者多数の場合は抽選をおこないます。
 ●申込み先:〒191-0042 日野市程久保7-1-1
     多摩動物公園「先生のための動物園研究」係
 ●締切:6月23日の回への応募締切は6月15日必着
     8月25日の回への応募締切は8月17日必着

[多摩動物公園URL] http://www.gws.ne.jp/tama-city/tama-zoo/



第6回環境教育施設担当者セミナー/キープ協会(山梨・清里)
キープ協会環境教育事業部主催のセミナー(第6回環境教育施設担当者 セミナー)について
お知らせいいたします。

♪.キープ協会の川嶋さんからの情報です。
このセミナーでは、環境教育・自然教育などの実際の展示や
プログラムの例を見ながら、展示やプログラムの計画をどの
ように進めたらよいかの具体的な学びの機会となります。
事業実施の行政と計画のコンサルタントの交流の良い機会にもなります。
ぜひおいでください。

セミナーは「環境教育(自然ふれあい活動)施設」の計画と運営について、
大きな2つの軸をテーマにデザインされています。

 1. 『環境教育プログラム開発や人材育成などのソフト部分』
 2. 『環境教育施設の計画/運営などのハード部分』

プログラムの主な内容は下記の通りです。

 ・キープ協会環境教育事業部の自然体験プログラムの体験
 ・生態計画研究所の実例に基づく環境教育施設についての計画や教材開発の手法を学ぶ
 ・キープ協会のプログラム開発や人材育成の手法を学ぶ
 ・キープ協会内の展示施設の見学と評価
 ・各地の計画担当者の情報交換 等

 ●日程:7月3日(火)14:00〜6日(金)14:00[3泊4日]
 ●講 師:小河原孝生(生態計画研究所)
 ●主 催:財団法人キープ協会
 ●後 援:環境省、山梨県(申請中)
 ●開催地:山梨県清里高原 財団法人キープ協会
 ●対 象:行政担当者、設計コンサルタント会社の方々
 ●定 員:30名
 ●参加費:53,000円(期間中の全経費を含み、全日程参加が基本です)

◆申し込み方法
ハガキ、FAX、E-mailのいずれかで以下の項目をご記入の後、ご送付下さい。
1.「第6回環境教育施設担当者セミナー」
2.お名前(ふりがな)
3.郵便番号・住所
4.電話番号 5.職業(学校名) 6.年齢 7.性別 8.参加の動機
9.何のメディアを通じてキャンプを知ったのか 10.E-mailアドレス

◆お申し込み・お問い合わせ先
財団法人キープ協会 キープ・フォレスターズ・スクール
〒407-0311 山梨県北巨摩郡高根町清里3545
担当:若林(わかばやし)
TEL:0551-48-3795 FAX:0551-48-2990 E-mail:forester@keep.or.jp
[キープ協会環境教育事業部URL] http://www.keep.or.jp/FORESTERS/

−今号の話題−


オーストラリアの環境教育施設

今月の中旬から、
二週間ほどプロマークジャパンの小林寛子さんのコーディネートで
オーストラリアの水域を中心とした環境教育施設や
国立公園・水族館・動物園など取材してきました。
今回取材した内容は様々な機会で紹介したいと思いますが、
今回はシドニー水族館についてほんの少しだけ触れたいと思います。
(詳細は、次号に掲載します)
[プロマークジャパンURL] http://www.promarkj.com/


オーストラリアは州など複数の支分国が、
単一の主権の下に統合して構成される国家で、オーストラリア大使館
発行資料「オーストラリアの州、準州および特別地域」によると
『連邦政府は国防や外交など特定の分野について一元的な責任を持ち、
他方オーストラリアの六つの州と本土にある二つの自治地域の各政府は、
境界内の教育、保健、法の執行、運輸、国土管理などの面で
責任を持っている』とあります。
そのため、各州政府の権限が非常に強く、自治の意識も高く感じました。
オーストラリアでいう「州」は、
ひとつの国としてイメージした方が伝わりやすいかもしれません。
そのため同じ国でも、州によって政治・社会システムが異なります。

義務教育を例にみると、シドニーがあるニューサウスウェールズ州では
6歳から15歳までがその対象であるのに対して、メルボルンのある
ビクトリア州では5歳から15歳までが対象であったり、
中等教育の開始年齢も各州によって異なっています。
また、国立公園のシステムについて目を向けると、
国立公園発祥の地アメリカでは大統領直轄下に国立公園局が
置かれている中央集約的なシステムに対し、
オーストラリアでは各州の国立公園を担当する部局に
運営が委ねられる地方分散型のシステムが採られています。
また下記のように、州によって国立公園を管轄するセクションの
名称も異なります。
New South Wales州/National Park & Wildlife Service
Quennsland州/Park & Wildlife Service
Victoria州/Parks Victoria

国の知名度は高いものの、
アメリカほど多く文化と環境に関わる情報が伝わってこないのは、
やはりオーストラリアをフィールドに活動している方が
まだ少ないからでしょうか?
小学校や大学なども含め、様々な場所で取材しましたが、
アメリカで行なわれている取り組みとひけをとらない感を受けました。

今回取材した内容は様々な機会で紹介したいと思いますが、
シドニー水族館について少しだけ触れいたいと思います。
(詳細は、次号に掲載します)

シドニー有数の観光スポット、ダーリング・ハーバーにある
シドニー水族館は、年間100万人以上の人が訪れます。
外国人観光客の集客に力を入れており、
ビジターの半数が海外からによるものだそうです。
水族館は証券取引上に上場している会社の手で、
観光を手段に、営利目的で運営されています。

取材後のシドニー水族館の感想を短くまとめると、
『アクセスが様々な面で自由だ』ということです。
100万人以上の人を毎年コンスタントに集めるためには、
様々な障壁を取り払ったり、低くしたりしていることが
私がわかった範囲でも沢山ありました。
また、ただの観光施設にとどまらない
社会的な責務も多く担っています。
この点を中心に、次号でご紹介したいと思います。


皆様からの情報をお待ちいたしております。
info@bunkanken.comまでお送り下さい。