<文化環境研究所 News> 第31号
2001.12.14発行

今号の話題では、
約半世紀振りに架け替え工事をおこなっている
山口県岩国市の錦帯橋を紹介します。

−お知らせ−


国立民族学博物館 博物館教育国際シンポジウム
「自由な学びを支援するには ─英米の博物館事例に探る─」
International Symposium on Museum Education
to Support Free Choice Learning
─Examining Case Studies of U.S. & U.K.─
♪.佐藤優香さん(国立民族学博物館)からの情報です。
教育観や学習観の転換期をむかえ、また、
時代と共に博物館利用者のニーズが多様化するのにともない、
博物館のありかたにも変化が求められています。
見せる場、教える場から、利用者が楽しみながら主体的に学ぶ場として、
博物館が発展していくことが望まれているのです。
博物館における自由な学びとは、どのようなものでしょうか。
英国と米国でもっとも活躍されているお2人に、
博物館での自由な学びの理念や可能性について、
ゆたかな経験の紹介をまじえ、お話いただきます。
楽しみながら自分自身の学びをみつけていくことのできる
博物館の可能性を、ともに考えてみませんか。
主催:国立民族学博物館
企画協力:ハンズ・オン プランニング

◆参加費無料
◆逐次通訳あり
◆日時:2002年1月20日(日)10:00-17:00
◆会場:国立民族学博物館(大阪千里万博公園内)講堂
◆プログラム
10:00-    受付
10:20-10:30 館長挨拶
10:30-12:00 リン・D・ディアーキング氏 講演
13:00-14:30 デヴィッド・アンダーソン氏 講演
15:30-17:00 質問に答える形での討論
17:10-    懇親会
◆講演者
リン・D・ディアーキング氏
 米国 ラーニング・イノベーション協会  副ディレクター
デヴィッド・アンダーソン氏
 英国 ヴィクトリア&アルバート美術館
 教育・来館者サービス部ディレクター
邦訳されている著作
・『博物館体験 ―学芸員のための視点―』 雄山閣出版
 ジョン・H・フォーク、リン・D・ディアーキング著、高橋順一訳
・『ミュージアム国富論』日本地域社会研究所
 塚原正彦+デヴィッド・アンダーソン著、土井利彦訳
◆申し込み要領 <2002年1月8日(火)必着>
下記の申し込みフォームに記入し、件名「シンポジウム申し込み」で
learning@idc.minpaku.ac.jpへ送信してください。
ファクス、郵便でも受け付けております。
昼食・懇親会をお申し込みの方には、
追って振り込み用紙を送付いたしますので、
1月15日(火)までに費用をお振り込みください。
◆申し込み・問い合わせ
〒565-8511 吹田市千里万博公園10-1 国立民族学博物館
 博物館教育国際シンポジウム係
Tel 06-6846-2151
Fax 06-6878-7503
E-mail learning@idc.minpaku.ac.jp
URL http://www.minpaku.ac.jp

- - - - - 申し込みフォーム - - - -
1. 氏名(フリガナ)
2. 所属
3. 住所 〒
  自宅 or 勤務先
4. 電話番号
5. ファクス番号
6. 昼食(¥1000) 要 or 不要
 *館内のレストランは混雑が予想されます。
  また、近隣に飲食店などはございませんので、
  弁当の申し込みをされることをお勧めいたします。
7. 懇親会(¥2000) 参加 or 不参加
8.このシンポジウムの情報を得たメーリングリスト名



シンポジウム開催のお知らせ
博物館の情報化と総合的な学習の時間
《学校教育と社会教育の連携のためのIT活用》
♪.高田浩二さん(マリンワールド海の中道)からの情報です。
このたび当館が事務局をしている、九州地域ネットワーク
事業推進協議会が、情報教育と博物館学校の連帯をテーマにした
シンポジウムを開催することになりました。
本シンポジウムは、「総合的な学習の時間」における、
学校教育と社会教育の連帯のためのIT活用について、
全国の博物館と学校教育関係者が一同に会して
情報交流できることを最大の特色としています。
開催日:平成14年3月1日(金)〜3月2日(土)
会場:ソラリア西鉄ホテル(福岡市中央区天神2−2−43)
   TEL:092-752-5555
   http://www.nishitetsu.co.jp/solaria_h/
募集人員:100名(先着順)
締め切り:平成14年2月10日
参加料: 3,000円(1名、2日間)
懇親会費:6,000円(1日目、希望者のみ)
昼食費: 1,000円(2日目、希望者のみ)

プログラム予定
●1日目(3月1日) 13:00〜17:30
《基調講演》
堀田 龍也 (静岡大学 助教授)
      「博物館の情報化は学校に何をもたらすか」
《実践報告》
高田 浩二 (マリンワールド海の中道 学芸部長)
      「九州地域ネットワーク事業推進協議会の活動」
模擬ネットワーク授業 (マリンワールド海の中道 ⇔ 会場)
村橋 正実(福岡市立三筑小学校 教諭)
      「ネットワーク授業の実践例」
池辺 伸一郎 (阿蘇火山博物館 館長)
      「ネットワーク授業を補完する教材
       ディスカバリーBOXの作成と活用」
西岡 智洋 (熊本市立天明中学校 教諭)
      「ディスカバリーBOXを使った授業実践例」
益永 秀一 (瀬戸内町立古仁屋小学校 教諭)
      「博物館を活用した授業モデル
       学習パッケージの作成と活用」
石原 一彦 (滋賀県大津市立瀬田小学校 教諭)
      「移動博物館と出前授業---ネットでつながった
       コラボレーション授業」
●2日目(3月2日)
《パネルディスカッション》 9:00〜11:00
堀田 龍也  (静岡大学 助教授)
小川 雅弘  (浜松市博物館 指導主事)
岸田 隆博  (兵庫県立人と自然の博物館 指導主事)
水野 宗市  (宮崎市立池内小学校 教諭)
二宮 典子  (NTT西日本 文教システム担当)
高田 浩二  (マリンワールド海の中道 学芸部長)
《施設見学》13:00〜15:00 マリンワールド海の中道
◎シンポジウム申し込み・問い合わせ
マリンワールド海の中道
担当:高田 岩田
〒811-0321 福岡市東区西戸崎18−28
Tel:092-603-0400 Fax:092-603-2261
E-mail : aed07754@nifty.com
※シンポジウムの詳細と申し込みフォームは≪↓≫下記をご覧下さい。
http://www.kmnet.gr.jp/sympo/sympo.html

[九州地域ネットワーク事業推進協議会] http://www.kmnet.gr.jp/
[マリンワールド海の中道] http://www.marine-world.co.jp



小笠原ホエールウォッチング協会
ホエールウォッチング・インタープリター(IWO:イオ)認定講習会

♪.一木重夫さん(小笠原ホエールウォッチング協会)からの情報です。
小笠原ホエールウォッチング協会でおこなう講習会の特色は・・・
「ホエールウォッチング・インタープリターに欠かせない基礎的な知識
を習得して当協会の認定を受ければ、
毎月一回行われるインタープリタ講座や、鯨類・インタープリター・
エコツーリズムに関する情報を配信致します。
皆様の参加お待ちしています。
実施日時:2001年12月21日(金)
昼の部:13〜16時 夜の部:18〜21時
(どちらか一方を受講受講してください。)
場所:小笠原村商工観光会館(Bシップ)2階会議室
受講内容:小笠原の鯨類とインタープリター基礎知識
受講資格:15才以上ならどなたでも可
受講料:無料
認定者の特典:
1.講習会修了者全員にIWO認定証(顔写真付)を発行
2.毎月開催するインタープリター講座(勉強会)の案内や各種情報の配信
3.ホエールウォッチング・インタープリターの仕事紹介・委託
4.OWAホームページなどに認定者顔写真&コメントを掲載

問合せ申込み先:小笠原ホエールウォッチング協会
Tel:04998-2-3215
E-mail:coralline@h9.dion.ne.jp
[小笠原ホエールウォッチング協会] http://www.ogasawara.or.jp/owa/
★ 一木さんには、来月の文化環境研究所ジャーナルで、
小笠原におけるホエールウォッチングの現状や問題点や
今後の取り組み等についてコラムを寄せていただくことになっています。



文化環境研究所ジャーナルが更新されました

文化環境研究所ジャーナルが更新されました。
よろしければご一読ください。
(次回は1月10日ごろの更新の予定です。)
http://db.bunkanken.com/journal/journal.php3
[掲載記事]
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1.子どものためのワークショップ 『ぼくらの科学研究所』in
  ワンダーシップ環境エネルギー館/田邉香保里
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  東京ガス環境エネルギー館は「遊び」を通し、
  様々な学びを提供する施設です。
  そこで行われているワークショップについて
  インタープリターである著者が紹介します。

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2.地域における防災意識はどうしたら高まる?/若林直子
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  大災害後には高い防災意識も、
  年を経る毎に風化してしまうのは世の習いだそうです。
  著者は防災を非常時モードで煽るのでなく、
  日常的な文脈でアプローチすることが大事であると考えます。

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3.「ものを創る、表現する」を通した、
  多面的な価値観共有の実現に向けて/吉岡伸
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  関西文化学術研究都市(けいはんな)に今年の四月開設した
 「CAMP=Children's Art Museum & Park」について紹介します。

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4.21世紀に届いた10年前のメッセージ/柳田亜樹
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  「100人の地球村」と言う作者不明の文章が、
  インターネットで世界中を行き来しているそうです。
  オリジナルはどうやら10年前に書かれたモノらしいのですが、
  どういった目的で流布したかはわかっていません。

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5.問われる「ミッション66」の成果/津田雅人
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  今から約40年前、米国国立公園の再生・近代化を目的に、
  様々な建造物が設置された。しかし現在各公園では、
  これらの建造物が将来の管理計画にそぐわないものとして
  取り壊そうと言う動きがあるらしい。

−今号の話題−


架け替えられる錦帯橋 ‐修復工事と観光の両立‐

半世紀ぶりとなる錦帯橋(山口県岩国市)の架け替え工事が
11月1日から始まりました。
錦帯橋は江戸時代の延宝元年(1673年)岩国藩三代藩主吉川広嘉が建設。
創建当時の姿を残すこの橋は、神橋(栃木県日光市)、猿橋(山梨県大月市)、
とともに日本三名橋の一つに数えられています。

橋の全長193.3メートル、築城技術を取り入れた
洪水にも耐えられる石垣積みの四つの土台の上に、
アーチ状の木造木組構造の橋、五本を渡した独特な構造で有名です。

昭和25年、岩国地方を襲ったキジヤ台風で流失したものの、3年後に再建。
その後、岩国市では現在ある「橋」の保全を目的とした強度試験を
昭和38年以降、5年毎に実施するようになりました。
平成10年度の強度試験では、橋体の強度は保たれているものの、
橋自体が長年風雨による腐朽等の進行が指摘されたことから、
橋体部分の架替を平成13年度より三ヵ年計画でおこなう
ことになりました。(完成は平成16年3月)

夏季には橋の近くで鵜飼が行われるほど、水量の豊かな錦川ですが、
冬季は比較的に水が少ないことから、
工事はその11月から3月の間にだけ行われます。
「現橋の解体」 → 「仮組み」 → 「本組」
の作業ローテーションで、毎年木造のアーチ橋を
1本ないし2本掛け替えていく計画です。
工事期間中は、橋の通行を止めるのでなく、
う回路を設け、渡れるように進められます。、
第一期工事では第三橋目の架け替えを行うことになっていますので、
現在、迂回路は、第三橋目の横に併設されています。

工事中、橋を支える仮組みが、鉄パイプにより施されています。
その組み方、継ぎ方があまりにも複雑なので、
関係者の人に尋ねたところ、およそ三日で組上げたとのこと、
しかし昔の方がもっと複雑で、日数もかかったそうです。
12/9現在、錦帯橋の強度実験を行っており、
12月13日(予定)から木造アーチ部分の解体を開始、
来年1月7日から組み立て作業がおこなわれます。
職人の手による伝統的な工法を間近で見ることができますので、
一度、岩国へ足を運んでみてはいかかがでしょうか?

足を運べない方のために、朗報があります。
架け替えの作業風景はインターネットを介して24時間中継されています。
カメラは「横山とお城山」二方向に設置されており、
自分の見たい方向にカメラをパンしたり、ズームインできます。
横山側 http://www.ymg.urban.ne.jp/home/iwakunic/camera/live2.htm
お城山側 http://www.doki2.gr.jp/iwajava.html

架け替えのための費用は、入橋料を積み立てたものを充当しています。
時事通信の記事によると、架け替え費用は総額約26億円
かかると報道されています
今年度執行される関連予算は下記の通りでした。
●委託料(施工監理、記録映像作成等)3,491万円
●工事請負費(架橋工事、ライブ中継機器設置等)2億230万円
●原材料費(用材・金物等)9,670万円

世界的に見ても古い橋の修復や補強するための資金調達が難しいようです。
今月の全日空の機内誌で掲載されている記事に
チェコの首都プラハの名所カレル橋が、
錦帯橋同様、長年の風雨により石造りの橋脚が崩壊の危機にあるそうで、
早急に前面改修が必要なものの、
逼迫する市財政からはとても経費を捻出できる状況にないようです。

老朽化した歴史的な公共建築や構造物を誰が直すのか、
また修復している間、それが観光名所であった場合どのよう対処するのか、
日本でも同じような論議が起こる余地があります。
錦帯橋も架け替えは工事の様子以外にも、着目できる点は多そうです。

関連サイト
[岩国市観光課] http://www.urban.ne.jp/home/iwakunic/
[岩国市予算関連] http://www.sky.icn-tv.ne.jp/ ̄gansyo/index.html
[錦帯橋.com] http://www.joho-yamaguchi.or.jp/mac/kintaikyo9807.htm


平成13年の配信は、今号で終了です。
次号(32号)は、平成14年1月15日配信の予定です。
良いお年をお迎え下さい。


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info@bunkanken.comまでお送り下さい。
ご紹介した行事等のお問い合わせは各連絡先まで、直接お願いいたします。