<文化環境研究所 News> 第34号
2002.2.15発行

今号の話題では、ここ一ヶ月の間で発表された、博物館に関わる話題を紹介します。

−お知らせ−

■□京都橘女子大学文化政策研究センター 公開セミナー
  Tachibana Women’s Artists file
  関西女性アーティストファイルvol.1

♪.中村文美さん(京都橘女子大学)からの情報です。

>偶然、ふたりはおなじ本に手を伸ばした。
>ように、アーツに出逢ってみる。
>
>芸術を女性が仕事にするとはどういうことなのだろうか?
>関西で注目の女性アーティストたちのライブパフォーマンスや
>等身大のトークなどを通じて、京都をはじめ、
>関西で息づき創出されつつあるアーツの力を生かす
>まちづくりや生活デザインなどを文化政策学的に考察し、触発しあいます。
>本学アーツマネジメント担当の小暮宣雄と
>アーティスト達がフランクで楽しく解説し、
>日頃生きた芸術に触れることのない人たちにも楽しんでもらえるように、
>芸術に関心を持ってもらえるように企画しています。
◎日時・プログラム
【file.1】
2月22日(金)18:00 open 18:30 start
「心が静かに踊る風景」黒子さなえ(コンテンポラリーダンス)
黒子さなえと上田假奈代の洗濯干場談義

【file.2】
2月23日(土) 13:00 open 13:30 start
「踊り場の詩」上田假奈代(ポエトリーリーディング)
声の森をつくろう(詩のワークショップ)

【file.3】
2月23日(土) 15:30 open 16:00 start
「夕暮れ音楽ライブ」ふちがみとふなと
渕上純子+船戸博史+上田假奈代の能天気音楽談義
場所: 京都府京都文化博物館別館(京都市中京区三条高倉)
会場までの行き方はこちら≪↓≫で確認下さい。
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/bunpaku/

交通: 地下鉄「烏丸御池」下車 徒歩3分
企画: 京都橘女子大学文化政策研究センター運営委員会
コーディネイト: 上田假奈代
主催: 京都橘女子大学京都橘女子大学文化政策研究センター
入場料: 無料(但し、入場整理券が必要)
定員: 各ファイル150名
申し込み期限 2/20まで(先着順。定員になりしだい締め切ります。)

◎申込み方法
お名前(ローマ字表記も)、ご住所、電話番号、メールアドレス、
在学中の方は学校名、参加したいファイル番号(1〜3)をご記入のうえ、
ハガキ、ファックス、メール、電話でお申し込みください。

◎お問い合わせ・お申し込み先
〒607-8175
京都市山科区大宅山田町34番地 京都橘女子大学文化政策研究センター
TEL.075-574-4146 FAX.075-574-4149 icps@tachibana-u.ac.jp

【関連するサイト】
http://www.tachibana-u.ac.jp/official/icps/seminar_1.html
【京都橘女子大学文化政策研究センター】
http://www.tachibana-u.ac.jp/official/icps/index.html

■□シンポジウム「無形の文化の記録保存に関する基礎的研究」

平成14年度にスタートする研究プロジェクト 「無形の文化の記録保存に関する基礎的研究」
の一環として行われるシンポジウムです。
内容
  1. 栄久庵憲司氏(インダストリアルデザイナー・道具学会会長
    世界デザイン機構会長)
    「有形、無形の文化を考える」
  2. 星野紘氏(独立行政法人東京文化財研究所芸能部部長)
    「民俗芸能の記録保存の歩み」
  3. 孝寿聡氏(博物館映像学研究所所長)
    茂木栄氏(國學院大學日本文化研究所)
    「映像資料批判の試み 〜新野の雪まつりを例に〜」
    (映画上映:「新野の雪まつり」S28制作)
  4. 長瀬一男氏(たざわこ芸術村デジタルアートファクトリー)
    「無形文化のデジタル映像記録と表現」
    (デモ:モーションキャプチャーによる民俗芸能のデジタル映像制作)
  5. ディスカッション
    コメンテーター:大島暁雄氏(文化庁伝統文化課主任調査官)
    司会:山内利秋氏(國學院大學日本文化研究所)、茂木栄氏
日時:2002年2月23日(土) 13:00〜17:00 ※参加費無料
場所:國學院大學百年記念館3階視聴覚教室
   渋谷駅東口から日赤医療センター行きバス、國學院大學前下車

申込み、問い合わせ先
氏名・住所・連絡先、懇親会参加希望の有無(会費4,000円程度)を下記まで。
博物館映像学研究所 新宿区市谷砂土原町1−2 山下ビル202
TEL/FAX 3269-6361
E-Mail crumim@cd.mbm.or.jp

■□ユースinfo.スクエア
  “好きなトコロで生きていく”

♪.表 美由紀さん(京都市中京青少年活動センター)からの情報です。
>京都市中京青少年活動センターではユースinfo.スクエアという事業で
>青少年のみなさんが日々考えていることを具体的な課題にして
>解決できるような機会の提供を目指しています。
>今回のユースinfo.スクエア“好きなトコロで生きていく”では
>オリジナルな生き方を選んできた若手の方々をご紹介。
>座談会で直に話を聞く,好きな場所でページをめくる,
>写真で眺める,仕事の現場を訪ねるなど,
>さまざまな出会い方を用意しました。
>あなたが生きていく選択の幅がひろがることを願っています。
[TABLE TALK]
2月24日(日)13:30〜16:30
〈夢中を伝える,演劇・ダンス・音楽系〉
◎コーディネーター
 小暮宣雄(京都橘女子大学文化政策学部助教授)
◎パネリスト
 渕上純子(ミュージシャン)
 横山一真(脚本家・演出家)
 北村成美(ダンサー)
 橋本裕介(劇団衛星プロデューサー)

3月3日(日)13:30〜16:30
〈社会にしかける、国際交流・環境教育・・系〉
◎コーディネーター
 水野篤夫(財団法人京都市ユースサービス協会事業コーディネーター)
◎パネリスト
 西村仁志(環境共育事務所カラーズ 主宰)
 中津美和((財)とよなか国際交流協会 事業課職員)
 春山文枝(A SEED JAPAN理事・大学院生)

場所:中京青少年活動センター 大会議室
参加費:無料ですが申込みが必要です。
定員:70名(先着順受付)
対象:おおむね30歳くらいまでの方をとしています。
お問合せ・お申込みは電話・FAX・E−mailまたは来所で
お名前・電話番号・年齢をお知らせください。

お問合せ・お申込み先
京都市中京青少年活動センター
〒604-8147 京都市中京区東洞院通六角下る ウィングス京都3F
TEL:075-231-0640 FAX:075-231-1231
E−mail:nyh@cd.mbn.or.jp
URL:http://plaza24.mbn.or.jp/ ̄nakagyo/

関連するイベントや出版物の紹介
[BOOK]〜now&then〜
31人の方々にそれぞれの生き方やターニングポイントをテーマに
短いエッセイを書いていただきました。1/25発行。無料配布中。
中京青少年活動センター受付までおこしください。
または,市内の各青少年活動センターにておたずねください。
郵送希望の方は
住所・お名前・年齢を明記したものと140円切手を同封の上,
〒604-8147 京都市中京区東洞院六角下る ウィングス京都3F
京都市中京青少年活動センター「now&then」係までお送りください。

[PHOTO](2/5〜)
写真やパネル展示、ビデオ視聴などをロビーにて開催します。

■□Cultivate16号が発行されました

今号の特集は 現代水族館事情 です。
◎文化性と経済性の両立と持続可能的な運営体制の確立を
 堀由紀子/江ノ島水族館館長
◎「自然を表現する場」としてのより開かれた運営に挑戦し続けたい
 安部義孝/財団法人ふくしま海洋科学館館長
◎人間と動物の間の優雅で哲学的な精神構造の回復をめざして
 榊原茂/市立しものせき水族館館長
◎アメリカの水族館 水槽からランドスケープへ
 若生謙二/大阪芸術大学環境計画学科助教授
◎「現代の水族館考 長崎ペンギン水族館の事例を通して」
 上田一生/ペンギン会議研究員・目黒学院高等学校教諭
◎「アクアマリンふくしま」オープンから17ヶ月の経緯と展望
 柳澤践夫/アクアマリンふくしま事業部長
◎娯楽と環境教育のバランスを大事にするオーストラリアの水族館
 吉岡伸/文化環境研究所主任研究員
◎水族館における生態的展示の動きとこれからの展示解説
 吉冨友恭/独立行政法人土木研究所水循環研究グループ研究員
Cultivate15号をお読みになりたい方、
1部1,000円(送料込み) にておわけいたします。
またバックナンバーも1部1,000円(送料込み)にて頒布しております。
ご希望の方は、希望する号数と冊数・名前・住所・電話番号を記入の上、
info@bunkanken.comまでE-mailにてお送りください。
バックナンバーについては、こちら≪↓≫をご覧ください。
http://www.bunkanken.com/library/library_frame.html

■□文環研レポート18号が発行されました

評価と検証をとり入れた展示開発
 自然共生研究センターにおけるケース・スタディ/吉冨友恭・吉岡伸

お読みになりたい方は、
〒108-0023港区芝浦4-6-4
文化環境研究所「文環研レポート16号発送係」まで、
名前と住所を記入し、140円切手を同封の上、郵便でお申込みください。

■□文化環境研究所ジャーナルが更新されました

文化環境研究所ジャーナルが更新されました。
よろしければご一読ください。
(次回は3月5日ごろの更新の予定です。)
http://db.bunkanken.com/journal/journal.php3

[掲載記事]
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1.カラスが教えてくれること
 ‐山の博物館的『総合的な学習の時間』の過ごし方‐
 /大木淳一
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  今年四月から実施される『総合学習』を前に、
  一部の小中学校では試験的な試みを実施されています。
  コラムでは、中学校における『総合学習』の時間で、
  博物館がアドバイザーの立場で関わった様子を紹介するものです。

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2.異文化に暮らす子どもたち(その1)−日本人学校と補習授業校−
 /小暮宣雄
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  異文化に囲まれて外国に暮らす
  日本の子どもたちの教育環境について、
  ニューヨークの事例を中心に紹介する。

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3.我が家に1Gがやってきた!/鎌田裕一郎
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  急速に進むインターネットのブロードバンド化、
  その中で長らくISDNで我慢してきた我が家に、
  超ブロードバンドの1Gサービス
 (たぶん家庭向けでは世界で一番速い)がやってきた。
  その顛末をご紹介しよう、そしてその能力は?

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4.相互寛容社会 vs. 相互監視社会 イタリアの日常生活観察
/大橋由紀
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  文化、宗教はもちろんのこと日常生活するうえでの
  ささいな社会常識の類もイタリアと日本では大きく異なるようです。
  イタリアで暮らすようになって二年経過する著者の体験記です。

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5.デジタルメディアは博物館を救うのか?/竹内有理
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  インターネットを始めとし、
  データベースや携帯端末による情報提供など、
  博物館のデジタル化は確実に進んでいる。
  博物館におけるデジタルメディアの可能性と問題点について考察する。

−今号の話題−

■□1.学校週5日制に対応した文化施設の無料化(仙台市、岡崎市)
  2.文化施設の料金体系と運営の仕組みを抜本的見直し(東京都)
  3.自然系博物館整備で費用対効果分析(静岡県)

♪.ここ一ヶ月の間で発表された、博物館に関わる話題の紹介です。
●学校週5日制に対応した文化施設の無料化(仙台市、岡崎市)

宮城県仙台市や愛知県岡崎市では
4月からの学校完全週5日制に対応した小中学生の
美術館など文化施設の無料化を計画しています。

仙台市と周辺13市町村では
4月から完全実施される学校週5日制に伴い、
域内に居住、通学する小中学生
(私立学校や外国人学校の児童・生徒含む)が、
仙台市科学館、天文台、動物公園、歴史民俗資料館など
14市町村21施設を、毎週土日や休日、
春夏冬の長期休み期間、無料で利用できるようにするものです。
14市町村でつくる広域行政推進協議会が、
施設を紹介した手帳タイプの「パスポート」を作製配布し、
児童や生徒はこれを掲示して入館します。
(残念ながら東北歴史博物館(多賀城市)など宮城県の施設は
対象とならないようです。)

また岡崎市では市内在住の小中学生に
美術や歴史に触れる機会を増やしてもらう目的で、
市美術館、岡崎城、「三河武士のやかた家康館」など
5つ施設の入館料を4月から無料にします。
学校が休みの隔週土曜日に入場無料にしている例はありますが、
曜日を問わず無料にするのは全国的に珍しいのではないのでしょうか。
本人を確認する手段は、中学生は生徒手帳、
小学生には仙台市と同様
専用パスポートを渡すことを検討しています。

●文化施設の料金体系と運営の仕組みを抜本的見直し(東京都)

東京都は、都立の文化施設の料金体系と運営の仕組みを抜本的に見直し、
施設ごとの裁量で決められるようにする方針を固めました。
見直しとなる対象は上野動物園、葛西臨海水族館、江戸東京博物館
現代美術館などの施設。
条例で既に決定している入場料金や開館時間などについて、
それぞれの施設の事情に応じて経営判断を委ねていきでます。
入場時間帯の弾力化は、
帰宅途上のサラリーマンをターゲットに閉館時刻を遅くしたり、
修学旅行客の受け入れのため開館時刻を早めるなどが想定さています。

都の美術館・博物館の大人の入場料(常設展)は現在、
江戸東京博物館600円、現代美術館500円。
上野動物園と多摩動物公園が600円、
葛西臨海水族館が700円です。
65歳以上の高齢者については入場料が無料でしたが、
入場料負担の公平化や収入確保を目的に65歳以上の高齢者も有料化し、
大人料金の半額を負担してもらう方向です。
一方、高齢者への配慮としては、シルバーデーを設けて料金を割り引く、
高齢者を施設案内や受付などのボランティアとして雇用する仕組みを
検討するとのこと。
石原知事の最終判断を経て、2002年度予算案と併せて正式決定の予定。
2月定例議会に条例案を提出し、来年度から実施の考えです。

●自然系博物館整備で費用対効果分析(静岡県)
静岡県は、自然系博物館を整備する際の参考資料とするため、
博物館に対する県民の期待度を金銭価値に置き換え、
建設や維持管理などに要するコストと比較する、
費用対効果分析を全国で初めて行いました。
分析は、静岡県が自然系博物館の在り方などを検討するため
設置した学識経験者らによる
「自然学習・研究機能調査検討会」がまとめたもので、
http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-21/ でも
紹介されています。

分析手法としては2002年度から9年間かけて博物館を整備し、
その後30年間供用すると仮定し、
近畿と関東にある県立自然系博物館それぞれについて、
建設や維持管理などに必要なコストを計算し、
20歳以上の県民を対象に実施したアンケートに基づき、
博物館に対する県民の期待度(効果)を金銭価値に置き換え、
比較検討する手法がとられています。
皆さんの「おススメ」情報がありましたらご紹介ください。
info@bunkanken.comまでお送り下さい。
ご紹介した行事等のお問い合わせは各連絡先まで、直接お願いいたします。