<文化環境研究所 News> 第45号
2002.7.31発行

今号の話題は、先号にひきつづき
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターを紹介いたします。

−お知らせ−

■□第43回日本動物園水族館教育研究会 開催のご案内

♪.高田浩二さん(海の中道海洋生態科学館)からの情報です。

>日本動物園水族館教育研究会は、通称「Zoo教研」と呼ばれ、
>すでに25年以上の歴史を持っています。
>動物園水族館の教育活動に興味を持つ全国の動物園水族館の職員や
>ボランティア、学生、教員、企業一般などのメンバーで構成されています。
>研究会では様々な実践の報告や、情報交流、
>意見交換などが活発に行われます。
>会員になると、研究会誌の配布が受けられ、
>また同会の研究助成金を申請することができる、などの特典もあります。
>会員以外の方でも参加できるオープンな研究会です。
>今回は、石川県の能登半島にある「のとじま臨海水族館」が開催担当です。
>本館は、能登半島周辺のローカルな海辺の生物を中心に展示し、
>また移動水族館にも取り組むなど、
>地域性を生かした活動が注目される、日本海側で有数の水族館です。

◎開催日:2002年9月21日(土)〜22日(日)

◎会場:金沢セントラルホテル(本館3Fクリスタル)

◎大会テーマ:利用者が関心を持てる解説

◎スケジュール(予定)
  9月21日
  10:00〜    運営委員会
  12:00〜13:00 受付開始
  13:00〜17:00 研究発表
  18:00〜20:00 懇親会(金沢セントラルホテル)
  9月22日
  09:00〜11:00 研究発表
  11:10〜12:00 総会

◎参加申し込み
 1.代金振り込みにより参加申し込み受付とします。(郵便振り込み)
 2.振込用紙通信欄には必ず代金内訳、住所、
 連絡先電話番号をご記入下さい。
 電子メールアドレスをお持ちの方は、合わせてご記入下さい。
 (複数申込みの場合は全員の名前と内訳をご記入下さい)
 また施設見学(のとじま水族館・石川動物園・ふれあい昆虫館)を
 希望される方はその旨ご記入下さい。
 3.振込手数料はご負担下さい。
 郵便局備え付けの青色申し込み用紙をご利用下さい。
 4.領収書ご希望の方は通信欄にその旨ならびに明細をご記入下さい。
 研究会当日にお渡しします。
 5.会費は締め切り日までに必ず振込下さい。 
 申し込み締め切り 8月15日

◎研究会会費
 参加費  3,000円(会員以外の方)
 年会費  2,000円(会員)
 懇親会費 5,000円

◎振込先 口座番号01770-2-12110(郵便局)
 口座名義 日本動物園水族館教育研究会

◎事前申込み厳守のお願い
 事前申込みがなされない場合、事務手続きに大変支障をきたします。
 参加希望者は必ず期日までに、振込により参加申込み下さい。
 受付後に参加者あてに事務局より名札用紙を送付いたします。
 これは研究会当日の参加証となりますので、
 ご記名の上当日忘れずにご持参下さい。
 なお期日までに申込みをされなかった方には
 参加証をお送りすることが出来ません。
 事情により期日までに振込みができない場合には、
 あらかじめその旨事務局にご連絡下さい。

◎発表の申し込み
一演題の発表時間は10〜15分を予定しております。(申込み演題数による)
また二日目の個別発表については、
今回もテーマにとらわれず自由な内容での発表の場とします。
参加者から報告・話題提供等を募りたいと思います。
ご希望の方は、お申込みと同時に発表要旨をご提出下さい。
(発表希望者が多数の場合は調整させて頂く場合があります)
発表に際しては、35mmスライド、OHP、ビデオ、パソコンの
各プロジェクターを準備致します。
発表に関するお問い合わせ・申込み・要旨提出は
開催担当施設あてにお願いいたします。
発表申込み・要旨送付締め切り 8月15日必着

◎オークション
例年のとおり当会運営資金捻出のためオークションを開催する予定です。
盛大に開催したいと思いますので、
自慢の品をお持ちより下さいますようお願いいたします。

◎研究会全般・会費・参加費・参加申込み等に関するお問い合わせ先
マリンワールド海の中道 http://www.marine-world.co.jp/
〒811-0321 福岡市東区西戸崎12ー18 
Tel:092-603-6038 Fax:092-603-2261 
E-mail:t.iwata@marine-world.co.jp
担当者 学習交流課 岩田知彦 白石 里子

◎会場・発表・プログラムに関するお問い合わせ、発表申込み先
のとじま臨海公園水族館 http://www3.nsknet.or.jp/ ̄aquarium/
〒926-0216 石川県鹿島郡能登島町曲
Tel:0767-84-1271 Fax:0767-84-1273 
E-mail:aquarium@po3.nsknet.or.jp
担当者:研究科長 池口新一郎 加藤雅文

◎研究会会場
金沢セントラルホテル(本館3Fクリスタル)
〒920-0847 金沢市堀川町4ー4
TEL:076-263-5312 FAX:076-224-1626 http://www.centralh.co.jp/
懇親会も当ホテルで開催いたします。
研究会・懇親会開催ホテルで予約の際にZOO教研参加者である旨、
伝えると料金が朝食付で6000円へと割引となります。

◎宿泊案内 この他のホテルへの申込みは各自で行って下さい。
石川県ビジネスホテル協会のホームページで予約できます。
http://www.b-hotel-ishikawa.gr.jp/room_info/hotels.asp

◎以下のアドレス≪↓≫から正規の案内状がダウンロードできます)
http://www.marine-world.co.jp/zookyouiku/


■□第6回岡本太郎記念現代芸術大賞(TARO賞)募集のお知らせ

絶えず新たな挑戦を続けてきた先駆者「岡本太郎」。彼の精神を継承し、
旧来の習慣や規範にとらわれず、
自由な視点と発想で創作活動を行う作家の活動を支援し、
優れた業績を顕彰するために行われてきた、
「岡本太郎記念現代芸術大賞」も、回を重ねて第6回となりました。
TARO賞は、現代に対する鮮烈なメッセージを発し、
美術のジャンルにこだわらず
新たな表現のフィールドを切り拓く意欲的な作品を求めています。
そして世界の各地から寄せられるアイデア、発想、その可能性を探ると共に、
優れた作品を顕彰して新しい才能、
新しい文化を育てていくことを目的としております。
社会・経済・政治から文化・芸術にいたるあらゆる分野において
構造の変革が迫られている現在、
これらの表現技法や価値観、そして世界観をも変えるような、
新鮮でクリエイテイブな作品が多数応募されることを期待しています。

◎主催:(財)岡本太郎記念現代芸術振興財団 川崎市岡本太郎美術館

◎応募の資格
1.作品を自ら創作し、その著作権を有する個人または団体。
2.国籍、年齢及びプロ、アマを問いません。

◎作品の範囲
1.表現の技法は自由です。
2.作品の大きさ・重量に関しては、作家自身で輸送、展示が可能なもの。
3.映像機器が必要な場合は、機器は作家自身が用意してください。
また展示に必要な電力数を明記してください。
4.新たな視点や表現技法によって創作された芸術作品で、第三者の著作権、
肖像権、その他一切の権利を侵害していないものに限ります。
5.過去に他の公募展で入賞した作品及び商品化された作品は応募できません。

◎応募の方法
1.応募者は"応募用紙”に必要事項を記入してください。
尚、過去の作品の資料ファイル等がある場合は、
別に資料を添付してください。
2.応募に関する一切の費用は応募者の負担となります。
また、入選作品の搬入・搬出、下見や受賞式、
展示に要する費用等も応募者の負担です。但し、出品料は無料です。
3.第一次審査の結果を送付するための返信用封筒を同封してください。
(返信先の住所・氏名を記入し、90円切手を貼ったもの)
4.応募作品は一人一点といたします。
5.他の公募展との併願はできません。
6.締め切り日は9月30日消印有効とします。(海外からの送付分を除く)
7.同封するもの(応募用紙・過去の作品資料等のファイル・
第一次審査結果送付用の返信封筒=記名、90円切手を貼る・添付資料
 返却希望の際は返信用の封筒(記名・返信に必要な切手を貼る)

◎審査
審査は「現代芸術大賞審査委員会」によって厳正に行います。
第1次審査/応募者より提出された応募用紙により第一次審査を行い、
入選作品を決定します。応募者全員に11月中旬に結果を通知します。
第2次審査/第1次審査の入選者は作品を指定の期日に
指定場所に搬入してください。
展示作品により第2次審査を行い、入賞作品を決定します。

◎審査員
委員長:木村尚三郎(静岡文化芸術大学学長)
 委員:板根巌夫(国際情報科学芸術アカデミー学長)
 委員:村田慶之輔(川崎市岡本太郎美術館館長)
 委員:山下祐二(明冶学院大学教授)
 委員:和多利浩一(ワタリウム美術館キュレーター)

◎入選作品の公開
入選並びに入賞作品は、様々な機会を捉えて公表するとともに、
2003年2月27日〜4月6日に川崎市岡本太郎美術館で開催予定の
「第6回岡本太記念現代芸術大賞展」に展示します。

◎賞及び賞金
現代芸術大賞(1名):300万円
現代芸術優秀賞(1名):100万円
現代芸術特別賞(1名):50万円

◎応募作品の取り扱い
1.入選作品は「第6回岡本太郎記念現代芸術大賞展」の会場に
各自が責任をもって搬入、搬出してください。
2.作品の著作権は応募者に帰属しますが、主催者が行う作品の撮影、
模写、印刷及び広報に関する写真、情報提供については
それを許諾することを条件とします。
3.応募作品の取り扱いには万全を期しますが、万一破損した場合には、
主催者は責任を負いません。

◎主なスケジュール
応募期間:2002年8月1日〜9月30日
第一次審査発表(通知):2002年11月中旬
入選作品搬入期日:2003年1月下旬
第二次審査期日:2003年1月下旬
授賞式:2003年2月26日
第6回岡本太郎記念芸術大賞展:2003年2月27日〜4月6日
(上記日程は都合により変更になることがあります。)

◎事務局:(財)岡本太郎記念現代芸術振興財団

◎お問い合わせ及び応募先
川崎市岡本太郎美術館「TARO賞」係り
〒214-0032川崎市多摩区枡形7-1-5(川崎市生田緑地)
TEL:044-900-9898  
URL:WWW.city.kawasaki.jp/mus/TARO/tarosho1.htm


■□自然再発見 ネイチャーウォッチングセミナー
   自然歩きでわかる新しい発見!
   まち作りや地域で楽しく暮らすきっかけ作りのお手伝いをします

♪.高野秀夫さん(日本環境教育フォーラム)からの情報です。

>社団法人日本環境教育フォーラムでは、環境教育の視点から
>「ネイチャーウォッチングセミナー」を開催いたします。
>講師にシェアリングアース協会の中村文夫さんをお招きし、
>ちょっと変わった切り口から、自分たちの身のまわりの自然を視てみます。
>普段、当たり前と思っていることが当たり前で無いことに気づいたり、
>新宿御苑の中に流れる現代過去の時間の流れを感じたり、
>新しい自分の価値観や新しい自然さがしに出かけませんか。
>本セミナーでは、実際に自分の足で歩き、目や、鼻や肌で自然を
>視ることで普段見過ごしがちな小さな発見や、驚き、をもう一度
>とらえ直しそこから、新たなまちづくりについて考えてみようと
>考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。

◎開催日:
9月21日(土)〜23日(祝)
◎開催場所
日本環境教育フォーラム・事務局会議室
◎参加費:30,000円(一般)※学生割引あり、
(施設利用費、教材費、運営費、保険料、雑費等含む)。
昼食は各自持参
◎募集対象:30名(先着順)
・まち作りに興味のある方
・ワークショップ、参加型学習に関心のある方
・自分達の身の回りの自然をいつもと違った「切り口」から
見てみたいと思っている方
・学校の先生(総合的学習に興味のある方)
・野外教育、環境教育などの指導者
・先生を目指す学生
すこしでも関心を持たれた方は、どなたでもご参加ください

◎申込み方法
下記の1〜10までの事項をご記入の上、ハガキ、ファクス、メール、
いずれかの方法でお申込みください。
1.参加プログラム名 2.氏名 3.郵便番号 4.住所 5.電話番号 
6.FAX番号 7.E-mail 8.年齢 9.職業、学校名 10.参加の動機
◎申込み、お問い合わせ先
(社)日本環境教育フォーラム 事務局(担当;高野)
〒160-0022 新宿区新宿5丁目10番15号ツインズ新宿ビル4階
TEL 03-3350-6770  FAX 03-3350-7818
メールアドレス:info@jeef.or.jp
◎締め切り:9月13日(金) ※土日は、留守番電話にて対応いたします。

◎プログラム予定
9月21日(土)9:30〜17:00
9:00  受付開始
9:30  開講式・セミナーのウォーミングアップ
10:00 講義 〜自然と人の理解〜
13:00 ネイチャーウォッチング開始
     〜参加者の目で、新宿御苑をネイチャーウォッチング!
15:30 フィールドでレクチャー
16:30 まとめ・わかちあい

9月22日(日)9:30〜17:00
9:30  2日目のウォーミングアップ
10:00 講義 〜安全対策について〜
13:00 ネイチャーウォッチング開始
     〜指導者の目で、新宿御苑をネイチャーウォッチング!
15:30 フィールドでレクチャー
16:30 まとめ・わかちあい
     ※この後、会費制の懇親会を予定しております。

9月23日(祝)9:30〜17:30
9:30  3日目のウォーミングアップ
10:00 講義 〜自然体験活動の基礎技術〜
13:00 自然観察プログラム作り!
     〜実際自分たちの手で、ネイチャーウォッチング実践!
15:00 ネタ仕込み開始!
16:00 発表会
17:00 閉講式
なお、本講座を修了された方は、各々の希望により申請することで、
「自然体験活動リーダー(初級)」に登録することができます。


■□新刊図書の紹介
  産業化する芸術の可能性 都市資源としての文化施設
  静岡文化芸術大学分化政策学部芸術文化学科 岩淵潤子 編

♪.黒澤行紀さんからの情報です。

>本書は2002年1月13、14日に
>静岡文化芸術大学にて行われたシンポジウムと
>2つの研究報告を収録したものである。
>文化施設を「地方自治体」のお荷物と目の敵にして
>予算削減のことばかりを考えるのではなく、
>すでに存在する「都市資源」として見つめなおし、
>観光や飲食産業との接点から、新たな展開を模索していくことが、
>今、必要ではないだろうか。
>「非営利」だけでなく、
>「産業としての芸術」の時代を訴えている本である。

◇◆目次
序章     市場経済重視の芸術振興と魅力ある都市の条件とは?
       芸術・文化と観光、娯楽、飲食産業の連携と融合
       岩淵潤子(静岡文化芸術大学助教授)
第一章    静岡文化芸術大学シンポジウム 
       都市資源としての芸術・文化 
       アートとマネージメントを考える
バネリスト  高階秀爾(前国立西洋美術館館長)
       鈴木隆敏(彫刻の森美術館館長)
       清水嘉弘(株式会社東急文化村顧問)
       深井晃子(静岡文化芸術大学教授)
モデレーター 松葉一清(建築評論家)

第二章    ニューヨーク市における「産業としての芸術」を分析する
第一部    芸術産業の経済的効果に見るニューヨークの取り組み 
       黒澤行紀(地域活性・観光研究)
第二部    ニューヨークを支える文化活動 
       アメリカにおける芸術NPOの財政基盤と社会への波及効果
       稲葉郁子(文化政策・芸術運営研究)
第三部    ブロードウェーの劇場街発展の構造的背景 
       茂木崇(杏林大学外国語学部講師)

第三章    美術館を評価する
第一部    ミュージアムにおける評価手法の種類と導入について 
       佐々木亨(北海道大学文学部助教授)
第二部    静岡県立美術館における評価の取り組みについて
       泰井良(静岡県立美術館学芸員)

この本は、残念ながら本屋さんでは入手できません。
興味のある方は、静岡文化芸術大学企画室(пF053-457-6111)まで
お問い合わせ下さい。

著者の一人である黒澤行紀さんから
読者へのプレゼント用に本書を三冊頂戴しております。
ご希望の方は、下記のメールフォームに必要事項を記入の上
E-mail宛先 → info@bunkanken.com
8月8日までに送信してください。
抽選の上、3名の方にお送りいたします。
(当選は発送をもってかえさせていただきます。)

*********************申込みメールフォーム**********************
産業化する芸術の可能性 都市資源としての文化施設 ≪ 希 望 ≫
氏名:
郵便番号:
送付先住所:
***********************************************************


−今号の話題−

■□阪神・淡路大震災の経験と教訓を伝える施設
  −阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター−(後編)

震災犠牲者全員の名簿を納めている慰霊のモニュメントを過ぎ、
エントランスからエレベーターに乗り込むと、
まずプロローグとなる4階展示室に向かいます。

■4階展示室 ‐阪神・淡路大震災を映像で伝える‐

導入にあたる「1.17シアター」では、
震災により都市基盤の崩壊していく阪神・淡路各地域の様子を
特殊撮影された大型映像で再現します。
映像を見終わると、
震災で破壊した町並みの一角を1分の1の縮尺で再現した
「震災直後のまち」に続きます。

4階の展示では詳細な知識よりも、どちらかというと大震災の恐ろしさ、
被害の大きさなどを、肌で感じてもらう意図で構成されているため、
展示も可能な限り実寸に近いサイズで表現しているようです。

■3階展示室 ‐阪神・淡路大震災を実物資料と記録で伝える‐

3階展示室では、
震災直後から復興に向けての人々の暮らしや、まちの姿を
市民の協力を得て集めた震災に関わる実物資料と
体験談や手記とともに構成しています。

集められた資料は、火災で熔解した硬貨や
建物の崩壊物で真っ二つに折れたゴルフクラブなど、
被害の甚大さを実感させるものを始め、
復興生活における水・食料の確保や暮らし方の工夫など
日常の場面ではとても思いつかない、
必要に迫られて得たノウハウなどが
関連する資料と一緒に展示されています。
(一つ紹介すると、電気に比べ、ガスの復旧に時間がかかったため、
 一部の人たちの間では、熱帯魚の水槽用温水器を使って、
お風呂を沸かしたなど、、、、、)

驚いたのは、震災時の様子や体験を冷静に書き記していたり、
倒壊した自宅を写真撮影している人が、意外にも多く、
展示の中でもたくさん活用されています。
また3階出口付近では震災に関わった人々が、
語り部として来館者に自らの体験を直接語る
「震災を語り継ぐ場」も用意されています。
来館者とのコミュニケーションに一役買っています。

■資料データベースを展示解説に積極的に活用したシステム

このフロアにおける展示解説の最大の特徴は、
携帯端末(カシオ製PDAカシオペアを使用)とバーコードを活用した
「バーコード・ナビゲーター」と呼んでいる解説システムにあります。
システムはおおまかに下記の手順で利用します。

壁面に展示されている実物資料や写真・パネルには
100字程度の簡単なキャプションとキーワード、
分類番号が記されています。
興味のある資料について、詳細な情報を得たい場合は、
資料に付けられているキーワードを
忘れないよう記憶しておきます。

壁面から来館者に一番近い側には、そのキーワードとバーコードが
印刷された小さなキャプションが設置されていますので、
次に、そこから目的のキーワードが付いている
バーコード(キャプション)を探し出し、
携帯端末に読み取らせます。
データのダウンロードが完了すると、
文字(一部では音声も)による情報提供が開始されます。

国連をはじめとする防災・減災に関係した組織が集結し、
世界的な拠点として、
実用的な新しい情報の発信が期待されていることから、
バーコード・ナビゲーターでも、日本語以外の言語
英語・中国語・韓国語による情報提供が行われています。

このことは同時に、集客施設でもあるセンターにとって、
アジアを始めとする海外からの集客が
外すことのできない視点であることを物語っているようです。

■2階展示室 ‐災害・防災に関する実戦的な知識を伝える‐

2階展示室は、現在、発生している災害の状況や
災害・防災に対する市民や行政の取り組みなどについての
最先端の情報を提供する「防災情報コンテナ」や
災害・防災に関する実戦的な知識を
簡単な実験やゲームを通して学べる「防災ワークショップ」
などから構成されています。

消防署によく併設されている防災啓発施設「防災センター」に
近い雰囲気の施設です。

■おわりに

今まで、被災の風化を軽減する目的で建設されたメモリアル的な施設や、
防災意識を普及啓発する施設は多く作られているものの、
センターのように、震災における市民の体験や記録などを
積極的に展示解説に活用している施設はまだ少数と言えます。

以上、駆け足でセンターを紹介しましたが、
博物館の展示と市民参加のあり様について参考になる施設です。
特に3階展示室には、これからの解説計画や展示手法を考える上で、
参考になる要素が詰まっていますので、
時間の余裕を持っての見学をおすすめします。

■施設案内

◎開館時間
10時〜18時(入館は17時まで)金・土は20時(入館は19時まで)
◎休館日
原則的には月曜日休館日(月曜日が祝日の場合は翌日)
夏休み中とゴールデンウィーク期間中は無休
年末年始の12月31日と1月1日は休館
◎入館料金
大人 500円 高校・大学生 400円小・中学生 250円
◎住所
〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2
◎電話
078-262-5050
◎URL
http://www.dri.ne.jp


皆さんの「おススメ」情報がありましたらご紹介ください。
info@bunkanken.comまでお送り下さい。
ご紹介した行事等のお問い合わせは各連絡先まで、直接お願いいたします。