<文化環境研究所 News> 第55号
2003.1.31発行

今号の話題では、
「Bluetoothを活用した博物館の情報解説」について話題を提供します。

−お知らせ−

■□動物園・水族館における学習方法・実践・普及に関する調査研究
  (文部科学省委託事業)福岡ワークショップ開催のご案内

♪.高田浩二さん(マリンワールド海の中道)からの情報です。

(社)日本動物園水族館協会では、文部科学省から委託を受け、
動物園・水族館を学校教育や社会教育も含めた、
生涯学習の一環として活用していただくための教育プログラムの開発に
取り組んできました。
そこで今年度は、開発した学習プログラムを、
全国各地の動物園水族館を会場に、その実践と一般公開、
ワークショップ等を行うことになりました。
会場は、福岡、広島、大阪、東京の4箇所ですが、
下記のように福岡会場での概要が決まりましたのでお知らせします。
福岡ワークショップでは、1日目に、学校と連帯して開発した
学習プログラムの実践報告と基調講演。
引き続いて教員と一緒に学習プログラム作りを
体験していただくワークショップを開催します。
2日目は、一般入館者と行う学習プログラムを公開実施し、
不特定多数を対象にした学習プログラムに触れていただきます。
皆さんの参加をお待ちしています。

主催:(社)日本動物園水族館協会 http://www.jazga.or.jp
日時:平成15年2月21日 10:00〜17:00
          22日 10:00〜13:00
場所:マリンワールド海の中道 http://www.marine-world.co.jp
福岡市東区西戸崎18-28  092−603−0400

★☆ 福岡ワークショップ プログラム ★☆ 
◎2月21日(金)
○開催場所 マリンワールド海の中道 福岡市東区西戸崎18−28
○実施概要
★学習プログラムAの実践と公開授業 10:00〜12:00
・内 容 中学校と水族館が連携した授業実践
・実施校 福岡市立長丘中学校 (1年6組)
・教 科 理科 全7時間授業中の3〜5時間目として実施
・テーマ 魚の体のつくりと泳ぎ
・目 的 魚の体のつくりと泳ぎ方はどのような関係があるのかを
     ワークシートを用いて観察しながら、
海の生物の多様性や環境適応などを学ぶ。
・詳 細
10:00〜10:15 職員 事前指導
10:15〜11:30 生徒 ワークシート館内観察
11:30〜12:00 生徒 ワークシート回答講話
12:00〜13:00 昼休み(各自で、近隣の飲食施設を利用)
           
★基調講演とワークショップ  13:00〜17:00
・テーマ 博学連携による学習プログラム開発と実践
・詳 細
13:00〜13:05  開会式・オリエンテーション
13:05〜13:50  基調講演 博学連携に期待すること
         中野和光 福岡教育大学教授
13:50〜14:50  博学連携の実践報告
         岩田知彦 マリンワールド海の中道学芸員
         出口智久 宮崎市フェニックス自然動物園飼育課長
         藤井則英 福岡市立長丘中学校教諭
14:50〜15:00  休 憩
15:00〜16:55  ワークショップ
4班に分かれ学習プログラム作成・発表・評価
司  会 高田浩二 マリンワールド海の中道学芸部長
コメンター・アドバイザー
1班:中野和光 福岡教育大学教授
2班:西岡智洋 熊本市立天明中学校教諭 熊大留学中
3班:藤井則英 福岡市立長丘中学校教諭
4班:村橋正実 福岡市立三筑小学校教諭
   染川香澄 ハンズ・オン プランニング代表
15:00〜16:10  学習プログラムづくりを体験
16:10〜16:30  各班ごとに発表(1班:5分)
16:30〜16:55  コメンターからの助言等
16:55〜17:00  閉会式
◎2月22日(土)
※「プログラムB」に取り組む一般入館者の様子を参観します。
(福岡ワークショップ参加者も「プログラムB」を体験できます)
※プログラムB
○開催場所 マリンワールド海の中道 館内
○実施概要
・時 間 10:00〜13:00
・内 容 BINGO オリエンテーリング
・対 象 一般入館者
(プログラムB参加の一般入館者には通常の入館料が必要)
・テーマ 生物の生きる知恵を発見しよう
・詳 細
10:00〜10:30 入館口で参加者募集。BINGOカード配布
10:30〜12:30 館内20箇所の観察ポイントで答と同じ番号を探し、
BINGOを目指す。
12:30〜12:45 BINGO採点確認
12:45〜13:00 回答と解説指導 森徹 魚類課学芸員

★福岡ワークショップ 参加加申し込み
◎参加料 参加料 無料
     入館料 無料(福岡ワークショップの参加者に限り2日間無料)
◎定 員 動物園・水族館・博物館・教育関係者など  60人
◎申込み方法  
1.郵送もしくはFAXにより右側の申し込み用紙を下記へ送付。
〒811-0321 福岡市東区西戸崎18−28
マリンワールド海の中道 福岡ワークショップ係
担当:岩田
FAX 092−603−2261
2.E-メールで下記へ連絡し応募用紙を請求。
応募用紙が着信後、再度、メール添付で同アドレスに申し込む。
info@marine-world.co.jp  福岡ワークショップ係
◎締め切り 平成15年2月15日  
定員(60人)になり次第、締め切り。


■□第6回 歴博国際シンポジウム(国立歴史民俗博物館)
  情報技術による歴史・文化研究の新展開

♪.竹内有理さんからの情報です。

2月5日〜6日に、歴史資料と情報技術をテーマにした
下記のような国際シンポジウムがありますのでご案内させていただきます。
申込みは1月24日を予定していましたが、過ぎても大丈夫だそうです。
国立歴史民俗博物館(歴博)では,
「情報技術による歴史・文化研究の新展開」と題する
国際シンポジウムを次のように開催します。
日程:2003年2月5日(水)〜6日(木)
場所:国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)
(参加費無料、発表は概ね日本語)
詳しくは、以下をご覧下さい。
http://www.rekihaku.ac.jp/kenkyuu/symposium/2003/isym03.html
歴史資料のデータベース化、デジタル化、
GISの応用がテーマとなります。
参加ご希望の方は、日本語と英語の併記で氏名、所属、
住所およびe-mailアドレスをご記入の上、
事務局までお申し込み下さい。→ sympo6th@rekihaku.ac.jp
レセプション参加(5千円)をご希望の方は、申込時に
レセプション参加希望とご記入下さい。
歴博国際シンポジウムへのご参加を心よりお待ち申し上げております.

開催日: 2003年2月5日(水)〜6日(木)
場所: 国立歴史民俗博物館 講堂
千葉県佐倉市城内町117
プログラム
10:20〜10:40 館長挨拶
宮地正人(国立歴史民俗博物館)
10:40〜11:10 情報技術の歴史研究への応用とその可能性
安達文夫(国立歴史民俗博物館)
Session 1: 文献資料と情報技術
11:10〜11:50 史料学と歴史情報研究
石上英一(東京大学史料編纂所)
11:50〜12:30 XML記述による史料アーカイブズと歴史研究への適用
柴山 守(大阪市立大学学術情報総合センター)
13:20〜14:00 歴博での情報システムの利用状況の見学
14:00〜14:40 史料学と史料公開をめぐる雑考
Markus Ruettermann(国際日本文化研究センター)
14:40〜15:20 日韓における文献史学の情報化
金 泰虎(甲南大学)
15:40〜16:20 史料学研究と古文書データベース
高橋一樹(国立歴史民俗博物館)
16:20〜17:00 記録史料管理と記録史料情報
五島敏芳(国文学研究資料館)
レセプション(17:30〜19:30)
2月6日(木) 9:20〜17:00
Session 2: 画像情報の応用
9:20〜10:00 文化遺産の3次元デジタルコンテンツ化
池内克史(東京大学大学院情報学環)
10:00〜10:40 歴史研究のための超精細自在閲覧デジタル資料
鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)
10:40〜11:20 荘園絵図模本の情報化
井上 聡(東京大学史料編纂所)
11:20〜12:00 Archaeological Dreams and Virtual Reality
Steffen Kirchner(ART+COM AG)
Session 3: 時間情報・空間情報の応用
13:00〜13:40 民俗学的映像の集積とオンデマンドサービスの試み
朝岡康二(国立歴史民俗博物館)
13:40〜14:20 GLOBALBASE: 歴史情報のための分散型GIS
森 洋久(国際日本文化研究センター)
14:40〜15:20
The Application of Remote Sense and GIS in Archaeological
Working at Zhouyuan Site
徐 良高、劉 建国(中国社会科学院考古研究所)
15:20〜16:00 GISによる先史時代集落の分析
津村宏臣(東京大学空間情報科学研究センター)
小林謙一(総合研究大学院大学)
西本豊弘(国立歴史民俗博物館)
総合討論(16:00〜16:50)
Closing(16:50〜17:00)
第6回歴博国際シンポジウム事務局
E-mail: sympo6th@rekihaku.ac.jp
Fax: 043-486-4299
国立歴史民俗博物館
〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117


■□第4回博物館講座 学校と博物館(熊本県熊本市)

♪.國本信夫さん(熊本県文化企画課)からの情報です。

博物館には貴重な資料や情報がたくさんあり、
専門的知識をもつ学芸員がいます。また野外観察会や出前授業など、
皆さんの身近な場所でも活動しています。
今回は、博物館の楽しみ方や利用方法を紹介するなかで、
とくに学校における博物館の活用について考えていきます。

日時 平成15年2月15日(土)13:30〜16:30
場所 くまもと県民交流会館パレア 第1会議室(テトリア熊本ビル9F)
   熊本市手取本町8−9 ?096−355−4300
基調講演 講 師 千地万造 氏(きしわだ自然資料館長)
     テーマ 「学校と博物館をつなぐ」
事例研究 発表者 盛  覚 氏(中央町立中央中学校教諭)
     テーマ 「自分のふるさとを語れますかーふるさと学習会についてー」
     発表者 池上直樹 氏(御船町恐竜博物館学芸員)
     テーマ 「御船町恐竜博物館の出前授業」
定員   100名
参加費  無料
申込   bunkakikaku@pref.kumamoto.jpまでメールでお申し込み下さい。
     メールには住所・氏名・年齢・電話番号を明記ください。
     (定員になり次第締め切ります。)
問い合わせ 〒862−8570
      熊本市水前寺6丁目18番1号
      熊本県文化企画課
      TEL 096−383−1111(内線3546)
      FAX 096−381−9829
[熊本県庁]  http://www.pref.kumamoto.jp/


■□独立行政法人 土木研究所 自然共生研究センター
  「研究報告会2003」開催のお知らせ

♪.吉冨友恭さん(自然共生研究センター)からの情報です。

自然共生研究センターは、平成10年11月オープン以来、
3本の実験河川等の独自の実験施設を用いて、
自然との共生を目指した川づくりのための研究を行っています。
今回、名古屋及び東京において、2度目の研究報告会を行います。
是非ともご参加下さい。

■話題提供
河川事業の環境影響分析に関する最新の話題提供を行い、
自然共生研究センターにおける研究と現実との接点について考えます。
■研究報告
自然共生研究センターで実施している幾つかの研究について報告を行います。
また、大学・企業の研究者から
センターを活用した研究報告を行っていただきます。
予定している内容は以下の通りです。
(1魚類の生息場(ハビタット)とその評価
(2)大学・企業からの研究報告
(3)河川の効果的な展示手法
(4)出水が生物と水質に及ぼす影響
(5)水生植物と水質浄化効果
■日時・場所
<名古屋会場>
平成15年1月31日(金) 午後1時30分〜4時30分
名古屋逓信会館・ユニオンホール
名古屋西区牛島町5番6号
<東京会場>
平成15年2月14日(金) 午後1時30分〜4時30分
星陵会館・ホール
東京都千代田区永田町2丁目16番地2号

詳細、申し込み用紙はHPにて → http://www.pwri.go.jp
「自然共生研究センター研究報告会2003」を開催いたします
より取り出し申し込みください。


■□「文字展@smt」 せんだいメディアテーク 

♪.せんだいメディアテークさんからの情報です。

このたび、当館にて自主企画の展覧会「文字展@smt」を
2月初旬から開催する運びとなりました。
こころ伝える技たち。
メディアテークならではの視点から、
「文字とメディア」の奥深い文化を再発見する展覧会です。
メディアテーク所蔵の活字や活版印刷機をはじめ、
手書き、タイプライター、コンピューターなどの
メディアの移り変わりのかなでうけつがれる、
文字の表現や書体デザインの「技」にせまります。
また、2月15日・16日には、1Fオープンカフェにて
「タイポグラフィ・カフェ」が開催されます。
オープンカフェのゆったりとした空間の中で、
「文字展@smt」監修者のデザイナー小泉均氏(長岡造形大学)が、
活版印刷との出合いや、書体universとの出会いを語りながら、
文字とデザインの世界にせまります。

◆期間  2月2日(日)〜23日(日)
◆休み  期間中休み無し
◆時間  10時〜19時(入場は18時半まで)
◆場所  せんだいメディアテーク 6F ギャラリー4200a
     http://www.smt.jp/
◆電話  022-713-3171
◆入場料 無料


■□奄美群島日本復帰50周年記念ブックフェア
  かごしま有楽館 東京有楽町

≪ご注意!≫ 本日1/31までの開催です。
日ごろ、書店で見る機会が少ない、
奄美群島や鹿児島に関わる書籍2000冊あまりが、
東京銀座にあるかごしま有楽館で展示販売されています。
本とあわせて島唄のCDも販売しているそうです。
かごしま有楽館 東京都千代田区有楽町1-6-4 TEL 03-3506-9177
http://www.k-yurakukan.com/index.html


−今号の話題−

■□Bluetoothを活用した博物館の情報解説

最近Bluetooth(ブルートゥース)という言葉を耳にしませんか?

Bluetoothとは比較的狭い範囲での音声やデータなどのワイヤレス通信を、
パソコンやその周辺機器、PDA、デジタルカメラ、携帯電話、
さらには家電の間でも実現するため一般に公開された規格です。
平たく言うと、Bluetoothを利用すると
デジタル周辺機器との接続にケーブルは不要となり、
ケーブル接続にともなう面倒な作業が過去のものとなります。

Bluetoothを博物館の情報解説に利用しようという動きは、
搭載された機器が販売される前から、
様々な場所で企画が練られ、検討が進められていたようです。
昨秋、東京・臨海副都心にオープンしたパナソニックセンター内にある
林原自然科学博物館DinosaurFACTory(ダイノソアファクトリー)でも
この技術が博物館の情報解説に活用され、話題を呼んでいます。
★関連サイト≪↓≫
http://db.bunkanken.com/journal/journal_data.php3?id=104

1月28日から2月28日まで兵庫県立歴史博物館でも、
Bluetooth対応のPDAを使い館内を誘導するシステム
「Indoor Navigationシステム」の実験を
NTTコムウェアと共同で実施するそうです。

1月21日に報道発表≪↓≫された内容によると、
http://www.nttcom.co.jp/news/pr03012101.html
Indoor Navigationシステムは、
来館者の現在位置を取得するサーバーと情報を配信するサーバー、
情報を表示するPDA間を通信するアクセスポイント
常設展示室内に設置されたBluetooth用アンテナ44本から構成されます。
来館者が興味を持った展示を
PDA画面にある館内マップや展示リストから選択すると、
現在地から目的地までPDAが誘導します。
また展示物に近づくと展示リストが表示され、
選択した展示物の情報を画像や音声で得ることができます。
(今回の実験では、常設展示物約1,100点のうち
約70点のコンテンツを作成したそうです。)
期間中、モニター希望の来館者にはPDAが貸し出される予定ですので、
東京にあるダイノソアファクトリーまで足を運べない方で、
Bluetoothを活用した博物館の情報解説に興味のある方は
是非ご自身で確かめてください。

兵庫県立歴史博物館では、今回の実験の結果により
「Indoor Navigationシステム」の導入を検討し、
 NTTコムウェアは実用システムとして、
全国の博物館や美術館への導入を働きかけるとともに、
他分野への応用も検討するそうです。

[兵庫県立歴史博物館] http://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo


皆さんの「おススメ」情報がありましたらご紹介ください。
info@bunkanken.comまでお送り下さい。
ご紹介した行事等のお問い合わせは各連絡先まで、直接お願いいたします。