<文化環境研究所 News> 第59号
2003.3.31発行

今号の話題では、
以前ご紹介した太平洋戦争国立歴史公園の「その後」について、
紹介いたします。

−お知らせ−

■□図書の紹介
  ファシリテーション革命 参加型の場づくりの技法
  中野民夫著 岩波書店発行

♪.中野民夫さんからの情報です。

この4月4日に、岩波アクティブ新書から
『ファシリテーション革命−−参加型の場づくりの技法』が
出版されることになりました。
おかげさまで好評をいただいている
岩波新書『ワークショップ』(8刷中!)の続編とも言うべきもので、
ワークショップを中心とした参加型の場の作り方や
回し方の実践的な技法と心得を、
わかりやすくまとめた実用的な本です。
「ファシリテーション革命」と大げさなタイトルをつけたのは、
「平和で持続可能な社会をつくるための、
静かでゆっくりしたやさしい革命」としての思いを込めています。
こういう時代だからこそ、必要なことだと思っています。
「岩波アクティブ新書」は、
どこにでも置かれるものではないので、
ぜひお近くの書店などで注文していただけると幸いです。

以下、岩波書店ホームページ≪↓≫からの転載です
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/active/index.html

ファシリテーションとは、
「促進する」「助長する」「事を容易にする」「楽にする」という
意味の英語「ファシリテート」の名詞形です。
ファシリテートする人のことをファシリテーターと呼びます。
ファシリテーターは、
ワークショップや会議の「進行促進役」のことです。
いま、ビジネスや市民活動など
さまざまなところで注目を浴びている「ファシリテーション」は、
これからの社会のキーワードといえる概念なのです。
単なる「司会」ではありません。
ファシリテーターは、上から命令するのでもなく
教えるのでもありません。
「支援し」「促進し」「場をつくり」「引き出し」ます。
対等な立場で、ひとりひとりの個性や主体性、やる気、
ワクワクするような熱い思いを引き出す、
これからの時代に求められている新しいリーダシップなのです。
本書はベストセラーとなった岩波新書「ワークショップ」の実践編。
双方向のワークショップで、会議で、
多くの人の「思い」を引き出し、まとめていくためには、
何が必要なのか、
本書では「チェックイン」「アイスブレイク」などの技術が、
さまざまな実践例をあげながら具体的にのべられています。
学校、会社、NPO・NGO、市民参加の活動などでの
応用例も紹介されています。
読んでいるうちに、新しい可能性が見えてきて
いつのまにか元気になる本です。ぜひご一読ください。

この出版を契機に著者の中野民夫さんが、
「ファシリテーション基礎講座」を企画されていますので、
続けて紹介します。


■□Be-Nature School 自分を活かす・役立てる 連続ワークショップ
 「参加型の場づくり」の技法を学ぶ〜ファシリテーション基礎講座

♪.中野民夫さんからの情報です。

★平和で持続可能な社会づくりのために★
今、時代の転換期に、様々な分野で「参加型の場づくり」のニーズが
急速に高まっています。
誰か一人が一方的に決めたり教えるのでなく、
そこに関わる全ての人が、体験や相互作用の中で、
お互い学び合ったり何かを創造していく場。
「ワークショップ」とも呼ばれるこのような双方向の場を作り、
一人ひとりの思いや力を引き出し、促進し、
まとめていく技法が「ファシリテーション」です。
その基礎を学び、身につけ、実践へと応用するための連続講座です。
少人数でしっかり学び合いたいと思います。

●講 師:中野民夫 ●プロデュース:森 雅浩

■ファシリテーション基礎講座の内容
●講座のしくみ
水曜夜6回と1泊2日の合宿で、
実践的にファシリテーションの基礎を学んでいきます。
●募集対象
様々な分野で「参加型の場づくり」や
「ファシリテーション」の必要性を痛感し、
実践に取り組んでいる方。
あるいはこれから取り組もうとしている方。
●定員16名

■スケジュール
◎第0回・4/24(木)19:00〜21:00・渋谷Be-Nature School 
「事前説明会」講座受講を希望される方はできるだけ参加して下さい。
◆第1回・5/14(水)19:00〜21:30・渋谷Be-Nature School
「オープニング」ファシリテーションの実体験と基礎理解
◆第2回・5/28(水)
<場をつくる>共有と相互作用を促進する空間のデザイン、など
◆第3回・6/4(水)
<引き出す>グループサイズの展開、発想を拡げる方法、など
◆第4回・6/18(水)
<促進する>時間の配分と管理、介入の仕方、など
◆第5回・7/2(水)
<まとめる>合意形成やグループ作業の収束法、など
◆第6回・7/12(土)〜13(日)1泊2日・会場未定 
「実践合宿」自然豊かな環境で、
各自の「私流ファシリテーション」の試み
◆第7回・7/16(水)19:00〜21:30・渋谷Be-Nature School
「クロージング」評価とフィードバックの方法、全体のまとめ
◎終了数ヶ月後にフォローアップミーティング(各自のまとめと報告)

●お申し込み方法
FAX、はがき又はEメールに以下の項目をご記入いただき、
Be-Nature Schoolまでお申し込み下さい。
◆記入項目
氏名(ふりがな)・性別・年齢・郵便番号・住所・電話番号・FAX・E-mail
主な活動分野・所属
あなたがなぜファシリテーションを必要としているのか、
具体的な状況や思い(A4一枚程度・書式自由)

●申込締切
4/24(木)必着有効。
申込多数の場合は選考結果を4/30までにお知らせいたします。

●お申し込み/問い合わせ
Be-Nature School(ビーネイチャースクール)
150-0002 東京都渋谷区渋谷1-15-9 美竹ビル506
TEL 03-5774-5801 FAX 03-5774-5803
E-MAIL letit@be-nature.co.jp

●受講料
◆一括支払の場合 ¥68,000
◆3分割支払いの場合 ¥71,000
参加決定時¥28,000/5月末¥23,000/6月末¥20,000
※1泊2日合宿の宿泊・食費、保険料込み。 
会場までの交通費は含みません。
Be-Nature Schoolまでの地図は
WEBサイトのトップページにある<地図>をクリックしてご覧下さい。
http://www.be-nature.co.jp


■□第19回清里インタープリターズキャンプ
  インタープリターはあなた!〜普段着インタープリターのススメ〜

♪.川嶋直さん(キープ協会)からの情報です

◆開催主旨
地球規模の環境問題が深刻化する中、人々の意識改革を促す
環境教育の必要性はますます高くなってきました。
その流れの中、近年各地で様々な環境教育施設が各自治体や民間の間で
広がってきています。
しかし、施設が充実していくのに対して、そこで指導を行う
インタープリターと呼ばれる自然解説指導者の養成と、
各地の環境にあったプログラムの開発事業は
なかなか進んでいないのが現状です。
上記の動きに先駆けて、キープ協会では指導者養成事業を行ってきました。
1985年より「清里インタープリターズキャンプ」
(1991年までは「レンジャー・トレーニング・キャンプ」という名称で
開催)をはじめとする指導者養成事業を開催し、
環境省・文部科学省・林野庁などの省庁や全国の自治体、企業などの
指導者養成事業も数多く実施してきました。
特に環境教育の3要素と言われる「施設(フィールド)」「指導者」
「プログラム」を備えている長所を活かした環境教育事業に
ご好評をいただいています。
本セミナーでは、単に指導者というだけでなく
「インタープリター」にフォーカスをあて、「伝える技術」と
「学び方」を学ぶことに重点を置いてデザインされています。
今回のセミナーは財団法人キープ協会の環境教育事業を
創り上げてきた川嶋直を講師として開催いたします。
環境教育やインタープリテーションの考え方や手法と共に
身近な人と楽しむインタープリテーションの楽しさをお伝えします。
身近な家電となったデジタルカメラを使った
インタープリテーションにも挑戦します!どうぞお楽しみに!!

◆目的
インタープリテーション(自然解説)に焦点を置いた
「自然体験型環境教育指導者」を養成すること
 具体的には以下の3つをねらいとしています
(1)環境教育の全体像を理解すること
(2)インタープリテーションの考え方や手法を理解すること
(3)体験学習法の考え方を学ぶこと
(4)「自然体験型環境教育プログラム」を作り、実施し、評価を受けること
(5)インタープリターとして活動するための思いを持ち帰ること

◆講師紹介
川嶋 直(かわしま・ただし)
財団法人キープ協会常務理事 環境教育事業部長
1953年東京都調布市生まれ。山梨県の西北、八ヶ岳の麓「清里高原」にて、
1984年から自然体験型の環境教育プログラムを実施している。
「人と自然の橋渡し役」と言われる」インタープリテーションを職業にし
ている。
(社)日本環境教育フォーラム理事、自然体験活動推進協議会理事。
著書に「就職先は森の中〜インタープリターという仕事」小学館、
共著に「環境教育の試み〜エコロジーキャンプ」(財)キープ協会、
「日本型環境教育の提案」小学館、などがある。

◆ファシリテーター紹介
増田 直広(ますだ・なおひろ)
財団法人キープ協会 環境教育事業部 主任レンジャー
群馬県桐生市出身。埼玉大学で環境教育を学んだ後、キープ協会に入職。
主催&受託プログラムの企画・運営、広報、顧客管理、
インターネット管理などを担当。
最近の趣味はタモ網での小魚捕り。
「インタープリターは特別な存在ではありません。
今回のキャンプではそんなことに気づいていただこうと思っています。
そう、『インタープリターはあなた!』なのかもしれません…。」

◆インタープリテーションとは?
「単に事実や情報を伝えるというよりは、直接体験や教材を活用して、
事物や事象の背後にある意味や相互の関係を解き明かすことを
目的とする教育活動。」
フリーマン・チルデン著 『Interpreting Our Heritage』より

◆開催概要
・日 程:2003年5月2日(金)〜5日(月・祝) [3泊4日]
・講 師:川嶋 直(財団法人キープ協会)
・主 催:財団法人キープ協会
・後 援:環境省、山梨県(申請中)
・開催地:山梨県清里高原キープ・フォレスターズ・キャンプ場
・対 象:16歳以上一般
    ・これからインタープリターになりたい方
    ・インタープリターとして活動し始めた方
    ・「初心者」「経験のない方」大歓迎です!
・定 員:30名
・参加費:一般53,000円、学生48,000円
    ※参加期間中の全ての経費を含み、全日程参加が基本です

◆お申込み方法
ハガキ、FAX、E-mail、ホームページのいずれかで
以下の項目をご記入の後、ご送付下さい
1.「第19回清里インタープリターズキャンプ」参加希望
2.お名前(ふりがな) 3.郵便番号・住所 4.電話番号
5.職業(学校名) 6.年齢 7.性別 8.参加の動機
9.何のメディアを通じてキャンプを知ったのか 10.E-mailアドレス

◆お申込み・お問合せ先
財団法人キープ協会 キープ・フォレスターズ・スクール
〒407-0311 山梨県北巨摩郡高根町清里3545
担当:増田(ますだ)
TEL:0551-48-3795 FAX:0551-48-2990 E-mail forester@keep.or.jp
URL:http://www.keep.or.jp/FORESTERS/
★ホームページからのお申込みが便利です!
★お申込みをお受けした方には1週間以内に受理通知をお送りします


■□江戸開府400年記念事業
  東京・ミュージアム「ぐるっとパス」

江戸幕府、開府四百年を記念して、
東京都内にある文化施設(博物館、美術館、動水族園計31施設)の
共通入館券「東京・ミュージアムぐるっとパス」が
4月1日から発売されます。

「東京・ミュージアムぐるっとパス」参加施設
東京国立博物館 東京都庭園美術館 国立科学博物館 東京都写真美術館
国立西洋美術館 目黒区美術館 朝倉彫塑館 国立科学博物館附属自然教育園
下町風俗資料館 国立近代美術館 旧東京音楽学校奏楽堂 国立近代美術館工芸館
☆恩賜上野動物公園 国立近代美術館フィルムセンター 江戸東京博物館
科学技術館 東京都現代美術館 相田みつを美術館 深川江戸資料館
江戸東京たてもの園 芭蕉記念館 三鷹市美術ギャラリー 
江東区中川船番所資料館 府中市美術館 ☆葛西臨海水族園 
府中市郷土の森博物館 日本科学未来館 ☆多摩動物公園 船の科学館
☆井の頭自然文化園 パナソニックセンター・ダイノソアファクトリー

価格は1,800円(税込)、各施設の常設展示1回が見られます。
販売場所は、☆印の付いた上記の施設をのぞく参加館のチケット窓口か、
チケットぴあ、セブンイレブン、ファミリーマート、サンクス、
おもなJRみどりの窓口・びゅう窓口にてお買い求めください。
販売期間は2003年4月1日から2004年2月末、利用は2004年3月末まで。
最初に使った日から一月間有効です。
[チケットに関する問い合わせ] 東京歴史文化財団「ぐるっとパス」事務局
電話03-3443-0051 まで。

[関連するサイト]
http://www.rekibun.or.jp/what/grutt_pass/grutt_pass.html


■□生態園の森で、子どもたちの自然体験をサポートしてみませんか?
  千葉県立中央博物館 生態園 「森の調査隊」パートナー 募集 

♪.林浩二(千葉県立中央博物館)さんからの情報です

千葉県立中央博物館では、
野外観察地である生態園に来園する子どもたちを対象に、
「森の調査隊」という自然体験を促進する
ワークシートを使ったイベントを開催しています。
今回、2003年の夏休み期間中に、
子どもたちの活動をサポートするボランティアの方々を募集します。

◆生態園とは?
千葉市に位置する千葉県立中央博物館に隣接する6.6haの野外観察地で、
「自然教育・環境教育」の場となることを目的のひとつにあげ、
自然観察会や展示などを行っています。
◆「森の調査隊」とは?
「森の調査隊」は、小学生を含むグループを対象としたプログラムです。
参加者には、ワークシートを利用して園路を散策してもらい、
自然体験につながる一連の活動を行ってもらうものです。
それによって、自然観察・自然体験の方法を習得し、
自発的に自然を楽しめるようになることを期待しています。
◆「森の調査隊」パートナーのお仕事は?
パートナーとなる皆さんには、自然体験活動への勧誘や、
自然体験を行って帰ってきた子どもたちとの会話、
体験を修了したことの証としてスタンプを押したり、
次回のための登録作業など、一つひとつの自然体験を、
楽しい記憶として子ども達の脳裏に焼き付けてもらう作業を
担当していただきます。
「森の調査隊」パートナーの活動期間は
7月20日〜8月30日の休園日を除く毎日とし、
各パートナーには、それぞれ数日間を担当していただきます。
従事時間は準備時間を含めて、10:00〜16:00とします。
具体的な活動日については相談の後、決定します。
 
◆「森の調査隊」パートナーの条件は?
1)子どもと自然が好きなこと
2)「森の調査隊」実施目的(企画書参照)に賛同していること
3)実施期間(7/20〜8/30)に5日以上従事できること
◆募集人数
約20名(応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます)
◆実施スケジュールは?
5月31日(消印有効):締め切り
6月5日頃:応募者多数の場合は抽選を行い、結果を郵送でご連絡いたします。
6月中:事前研修(日程については当選者と相談の後、決定します。)
7月10日:最終登録(研修を受けたのちに、登録をしないことも可能です)
7月20日〜:活動開始
◆応募方法は?
A4判用紙1枚に、上部に氏名、年齢、住所、電話番号、所属(あれば)、
を明記し、中段以降に、簡単な自己紹介文と、
応募動機についてお書きいただき(書式自由)、
下記まで郵送でお送りください。
◆お問い合わせ・申し込みは?
〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2 
千葉県立中央博物館 生態学研究科
電話043-265-3397(科直通)
ファックス043-266-2481
担当:浅田正彦(asada@chiba-muse.or.jp)まで
お申込の場合は郵送でお願いいたします。
 
◆活動内容等についてもっと詳しく知りたい方は…
当館のホームページから、「森の調査隊」実施企画書をご覧下さい。
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/informations/info030531/partner_wanted.htm
(ご覧になれない場合は、上記連絡先にご連絡ください。)
◆博物館の位置、交通など全般については当館のホームページをご覧下さい。
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/


−今号の話題−

■□太平洋戦争国立歴史公園の「その後」について
  (米国・グアム島)

昨年グアムでは、数度非常に大規模な台風の被害にみまわれました。
特に去る12月8日午後から9日早朝にかけて
グアムを通過した台風「ポンソナ」は全島に大きな爪跡を残しました。

このメールマガジンの50〜52号で紹介した太平洋戦争国立歴史公園も、
台風の被害を受け、休館しております
グアムにおける日系新聞「グアム新聞」では、
下記のように紹介しています。
グアム新聞 Fryday, February 21, 2003 vol.814 より転載
米内務省戦争博物館 台風で完全被害
 
アサンの米内務省国立公園局太平洋戦争記念博物館は
昨年12月8日の大型台風被害のために、
建物の使用が完全に不可能となり、
すべての展示品や事務関係の用品などを運び出し、
今後の対応を検討している。

同博物館が使用していたステル・ニューマン・ヴィジターセンターの建物は
海面とほぼ同じ高さにあり、
電気系統の設備はすべてコンクリートの壁の中にある。
これが台風の強風と波の被害で完全に破壊され、
建物の使用も永久にできない状態となっている。

建物内部の展示物も床上浸水にあったが、
幸いにも展示物などの被害は少なく、
カビなどの発生から守るためにすべての建物内のものを台風から2日以内に
アガニャのシレナプラザの2室に移動させた。

同館のマニブサン主任は
「これから2年間は戦後60周年記念事業も予定されていたので、
苦しい状態が続くだろう。
多くの日本および米国の退役軍人にとって
最後の記念行事となるはずだったのに」と話している。

記事は≪↓≫こちら
http://www.guam-shinbun.com/islandnews/index.html
国立公園局の公式ホームページで掲載されている現状については
下記の≪↓≫アドレスでみることができます。
http://www.nps.gov/wapa/index.htm


皆さんの「おススメ」情報がありましたらご紹介ください。
info@bunkanken.comまでお送り下さい。
ご紹介した行事等のお問い合わせは各連絡先まで、直接お願いいたします。