<文化環境研究所 News> 第64号
2003.6.16発行

今号より配信方法を変更いたしました。
文字化け等、送信に不備がございましたこと、
深くお詫びいたします。

−お知らせ−

■□「ミュージアムの評価と改善フォーラム」開催のお知らせ
  連続フォーラム「目標達成の方法やしくみはいろいろ」開催

♪.村井良子(プランニング・ラボ)さんからの情報です。

「評価」は何のためにやるのでしょう?
他館では、どんな取り組みをしているのでしょう?
評価の方法には、どんなものがあるのでしょう?
ひとつしかないのでしょうか?
いえいえ、ケースバイケースと言っていいほど、
様々なしくみや方法があります。
そこで、今年度中に3回に渡ってフォーラムを開催し、
事例紹介などを行う予定です。
「ミュージアムの評価と改善フォーラム」は、
ミュージアムや文化施設をよりよい方向に
発展させていたくための情報交換の場です。
ぜひ皆さんも、今回の連続フォーラムに参加して、
自分たちに合う「評価と改善」のための方法やしくみを見つけてください!

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第1回 「やらされる評価」ではなく「自分でやる評価」を!
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■日時 : 2003年7月6日(日)13:00〜16:30
■場所 : 東京都現代美術館 講堂
     最寄り駅:地下鉄/清澄白河駅・木場駅・菊川駅
http://www.mot-art-museum.jp/info/accessmap.htm
■内容 :
1. 基調講演 13:00〜13:50
 「ミュージアムの評価と経営」−企業・行政との対比を手がかりに−
 上山信一氏(米国ジョージタウン大学研究教授・
       大阪市立大学大学院創造都市研究科教授)
2. 事例紹介 14:00〜16:00 (各発表40分)
 C:チェックからA:アクションへ/現場で結果を活かしていくために
(1)「独立行政法人国立美術館の場合」−問題点とこれからのこと−(仮題)
   岩淵潤子氏(静岡文化芸術大学助教授)他
(2)「静岡県立美術館の場合」−三位一体で次の一手を模索中−(仮題)
   泰井良氏(静岡県立美術館学芸員)
   岩瀬智久氏(静岡県 生活・文化部 文化政策室)
   佐々木亨氏(北海道大学助教授)
(3)「金沢21世紀美術館の場合」−成長するためのしくみ・戦略計画に挑戦−
   市川照代氏(金沢21世紀美術館建設事務局・広報担当)
   藤田真英氏(金沢21世紀美術館建設事務局長)
   村井良子(プランニング・ラボ代表)
3. 質疑応答 16:00〜16:30
*終了後、自由な情報の交換の場として懇親会を開きます。
17:30〜、場所未定

■参加費 :
 未定
 (会場費・資料代・講師交通費等の経費負担として
1000〜1500円位徴収予定)

■申込み :
 お申し込みはメールでお願いします。
 museum_forum@mail.goo.ne.jp
 申込みの際、お名前、所属、電話番号、
メールアドレスを明記してください。
 先着200名
 不明点等は、事務局担当:村井まで(tel:090-3450-5853)

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第2回のテーマは「品質管理と経営改革」
2003年10月開催予定
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第3回のテーマは「自己点検のすすめ」「評価から中長期計画へ」
2004年1月開催予定
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■□新刊のお知らせ
  『博物館をみせる 人々のための展示プランニング』
  K.マックリ−ン:著  井島真知・芦谷美奈子:訳
  玉川大学出版会 本体4,000円(税別)

博物館を利用するひとたちの立場から展示を考えるためには、
展示のつくり手はどのように考え、ふるまうべきか、
この図書は、博物館の展示中でも特に、
解釈的なアプローチの展示開発に焦点をあて、
どのようなプロセス、考え方を意識して企画するか
総括的にまとめたものです。

目次抜粋
1章  博物館利用者
課題:展示を見にくる人々のことをよく知り、
・利用者の視点から博物館を経験する
・利用者はどんな人で、何を望んでいるのか
・展示における学び
・ミステリーと発見
・利用者との接点 

2章  博物館の展示
課題:メディアとしての博物館展示の力と限界を深く理解する
・展示はモノ(物体)を見せる
・展示のコミュニケーション
・展示は経験
・展示をつくる側が取り組むべきこと
・展示を成功させる要素とは
・展示にはいろいろある
・資料を中心にした展示
・現象を説明する展示装置
・トピック展示
・常設展示、短期展示、巡回展示
・「実のある」展示 

3章  チームと体制―チームのプレイヤーたち
課題:利用者の展示経験を最重要視する
展示プランニングの作業集団をつくる
・専門家がつくる展示
・専門家集団
・専門的ジェネラリスト
・チームワークの心理学
・チームのありかた
・ひとつの傘のもと(アンブレラの原理)
・まとめ 

4章 展示開発のプロセス
課題:展示開発を促進するプロセスのために柔軟なガイドラインをつくる
・創造のプロセス
・制約は常にある
・展示開発のステップ
・プロセスを改善する 

5章  正しく行う ―利用者研究、評価、そして展示
課題:展示が利用者に与える影響力にもっと目を向け、
利用者を展示開発のプロセスに巻き込む
・評価とは何か?
・評価と展示の現実
・博物館経験の向上

6章 展示開発における問題解決
課題:展示開発と展示デザインを、展示場での人々の経験に、
より焦点を当てるための問題解決のプロセスととらえる
・問題解決と創造性
・問題を明確にする
・創造を妨げるもの
・問題解決テクニック 

7章 参加型・インタラクティブ展示
課題:使いやすく、実験心や探究心を助長するような参加型、
インタラクティブ展示をつくる
・新しいコンセプトではない
・インタラクティブ展示のプランニング
・確実に作用させる
・メンテナンスと修理
・では、美術館や歴史博物館は? 

8章  ラベル―展示の語り手
課題:人が読んで分かりやすい展示解説をつくる
・解説をつけるべきか、つけぬべきか
・伝達者としての解説ラベル
・よい解説ラベルをつくる
・解説ラベルのねらいと目的を確立する
・盛り込みすぎない
・さまざまなメディアを使う
・効果的な執筆・編集プロセスをつくりだす
・解説ラベルとデザイン
・最終的に考えること 

9章  空間を変容させる
課題:展示空間が人に与える影響を理解する
・空間を構成する
・調和
・雰囲気
・歩調 
・空間を決める構造物
・空間と文化 

10章 外観―色、質感、グラフィック、素材
課題:外観のデザインによって展示テーマを強化する
・色
・質感(テクスチャー)
・外観加工の手法としてのグラフィック
・素材 

11章 光で導く
課題:人が光にどう反応するかを理解し、
展示をよくするためにそれを利用する
・観覧者のための照明
・照明とデザイン
・照明と色
・資料保存係の懸念―照度測定
・照明のメンテナンス 

12章 博物館展示 ―その制約と可能性
課題:多様な社会においてめまぐるしく変化する需要を認識し、
それらを満たす
・予算、人、素材の節約
・可能性をひろげるには
・利用者に応えて
・人々のためにつくる

補遺A 展示を見る ―ある批評の方法
補遺B 環境への配慮 ―簡単なガイドライン


■□新刊のお知らせ
  『スミソニアンは何を展示してきたか』
  A.ヘンダーソン・A.L.ケプラー:著 松本栄寿・小浜清子:訳
  玉川大学出版会 本体4,200円(税別)

スミソニアン協会設立150周年記念にあわせて出版された本書は、
スミソニアンにおいて、展示がどう扱われてきたのか、
ひいては近代的な博物館をつくりだすという課題に、
スミソニアンはどう取り組んだか、論じたものです。
執筆陣はすべてスミソニアンのスタッフによるものです。

目次抜粋
展示のジレンマ
1.記憶の展示
2.美術館の観客に向けて―「新しい日の朝」
3.ホープ・ダイヤモンド
4.ハーバート・ウォードの「民族誌的彫刻」
5.飛べる―1903年ライト兄弟飛行機の物語
6.水晶の頭蓋骨
学芸員のジレンマ
1.近い過去と博物館―「ウルワースのカウンター」
2.大衆文化―テレビ番組「家族のすべて」とアメリカ歴史博物館
3.ズーニーの彫像―天使と軍神
4.アザラシの皮をまとった大使―スミソニアンの「エスキモー展」
5.1990年代の昆虫園―変化の担い手としての学芸員
6.新企画―ミュージカル『ベガーズ・ホリデイ』の上演


■□新刊のお知らせ
  『フランスの博物館と図書館』
  M.ブラン=モンマイユール他:著 松本栄寿・小浜清子:訳
  玉川大学出版会 本体3,200円(税別) 

本書は、1994年11月から1995年6月にかけて、
ポンピドゥー・センター内公共情報図書館の分析・研究課が開催した
博物館と図書館について、
その共通点と異質性について考えるセミナーの報告書をまとめたものです。

目次抜粋
1章 博物館と図書館
記憶の場から迷宮へ
・ルネサンス期の「書斎」
・モンテーニュの「文庫」
博物館と近代社会
・公共性
・革命家とルーヴル美術館
バベルからバベルへ
・バベルの図書館
・図書館の構造
博物館という迷宮
・空想美術館
・無限の図書館
ブヴァールとペキュシェ
・古文書
・ブヴァールとペキュシェ
画家と美術館
・幻想の図書館
2章 文化政策
図書館と博物館の共通の歴史
・博物館と図書館の誕生
・国の不介入
・博物館、図書館と地方都市
博物館と図書館の対立点
・任務
・社会的ニーズ
・五つの時代
3章 学校、博物館、図書館
共通点・相違点
・児童図書館と博物館
・図書館と美術学校
・博物館と図書館
三施設固有の問題
・学校との関係
・図書館、博物館の歴史
・児童と図書館、博物館
・巡回図書館
・修学旅行
・博物館と図書館の違い
・図書館、博物館の見学
4章 公共の空間
社会博物館
・社会博物館
・万国博覧会
・テーマ博物館
・博物館と図書館の共存
公共へのサービスと図書館
・人々に奉仕する図書館
・参加の魅力
・読書と討論
・公共討論の場としての図書館
・妥協策
5章 資料(コレクション)
歴史的解説、資料、最近の動き
・資料は図書館の中心か?
・分析
・最近の変化
博物館資料の充実
・啓蒙博物館
・十九世紀の博物館
・二十世紀の博物館資料―批判の時代
6章 利用者と消費者と市民
図書館と公衆との関係
・図書館と公衆との関係
・共和制の図書館
入館者を二つの視点から
・歴史
・博物館と公衆
・現在の対応
7章 秘密主義
近代化の過程
・場所―図書館の形とイメージ
・近寄りがたいもの
・隠れた意味
収集、保存、展示
・第一任務―収集
・第二任務―保存
・第三任務―展示
8章 国立ジョルジュ・ポンピドゥーセンター
図書館・博物館の共存
ポンピドゥー・センター構想
公共情報図書館の設備と活動
パリ国立近代美術館の設備と活動
公衆の反応
産業創造センターとパリ国立近代美術館
文化的背景
美術コレクション
図書館の使命


■□文化環境研究所ジャーナルが更新されました。

文化環境研究所ジャーナルが更新されました。
よろしければご一読ください。
(次回は6月5日ごろの更新の予定です。)
http://db.bunkanken.com/journal/journal.php3 

[掲載記事]
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1.生態教育センターのめざすもの
環境教育における生態的アプローチと
野生生物のための教育活動の重要性/小河原孝生
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http://db.bunkanken.com/journal/journal_data.php3?id=147 
野生生物の減少と、その生息地の衰退は、
私達一人ひとりの問題です。
私達はNPO法人、生態教育センターについて紹介します。

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2.「アーツにスーツ、スーツにアーツ」を求めて
ビジネス街で展開する僕らの新しい企業メセナ活動/松本茂章
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http://db.bunkanken.com/journal/journal_data.php3?id=145 
  「アーツにスーツ」を基本理念とし、
大阪ビジネスパークを芸術の場として活用する
OBPアーツプロジェクト。芸術の出前活動だけでなく、
若者にアーツマネジメントを学ぶ場としても機能しています。

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3.遊びと学びのヒミツ基地CANVAS/中村伊知哉
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  http://db.bunkanken.com/journal/journal_data.php3?id=143 
子どもたちの「ものをつくる」「人に発表する」といった
「創造や表現」活動を支援するNPO法人CANVASを紹介します。

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4.成熟社会の生き方を考える/奥村睦美
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  http://db.bunkanken.com/journal/journal_data.php3?id=144 
「成熟する」とはどういうことなのか? 
哲学・文化人類学・霊長類学・社会学などの分野で
活躍する研究者を迎え、クロスオーバーに議論した成果について、
そのエッセンスを紹介します。

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5.“まんが”による“まちおこし”をテーマとした研究大会
―日本展示学会、第22回研究大会(高知)の試み―/高橋信裕
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  http://db.bunkanken.com/journal/journal_data.php3?id=146
日本展示学会の研究大会が、
6月6日(金)から8日(日)にかけて、
高知の「横山隆一記念まんが館」を会場に開催される。
大会テーマは「“まんが”とまちおこし」である。


皆さんの「おススメ」情報がありましたらご紹介ください。
info@bunkanken.comまでお送り下さい。
ご紹介した行事等のお問い合わせは各連絡先まで、直接お願いいたします。