■□北海道にある「サケ科魚類をテーマにした」施設
幌市豊平川さけ科学館[札幌市]
千歳サケのふるさと館[千歳市]
私たちの食卓にも、よく登場する「サケ」
とても身近な魚でありながら、
その生態について、あまり知らないのではないでしょうか?
サケが回帰・産卵するシーズン真っ只中の現在。
今号の話題では、
北海道にある「サケ科魚類をテーマにした」施設を紹介します。
サケについて来館者が興味関心を持ち、学ぶ
様々な情報が提供されています。
今のシーズン、二つの施設では、
施設の中でサケの回帰や産卵行動の観察ができます。
◆札幌市豊平川さけ科学館[札幌市]
札幌市のほぼ中央を流れる豊平川。
シロザケの回帰・産卵する世界的に見ても稀有な都市河川です。
1970年代中頃、札幌市内を流れる豊平川の浄化を機会に、
市民による「カムバックサーモン運動」が始まり、
1981年からサケの遡上を確認することができるようになりました。
これを機に、1984年10月
「サケについての学習の場」を市民に提供するため
豊平川とその支流、真駒内川に挟まれた場所に
札幌市豊平川さけ科学館は開館しました。
入り口付近にはサケの産卵行動の断面模型が設置されています。
近年、効率を優先した河川整備が、
生き物の生息空間の減少につながっているとの指摘がありますが、
なぜサケにとって石がごろごろとした河床が必要なのか、
空間としてイメージ、認識できる非常に良い模型です。
展示の視点としては、
都市河川に生息する野生生物としてのシロザケを中心に、
サケ科魚類の飼育展示と生態に関わる展示、
豊平川の水生生物や河川環境についての知識を
得られる展示で構成しています。
今の季節、屋外にある観察池では11月下旬まで、
休館日以外の毎日(9:30〜15:30)の間
サケの産卵行動を展示しています。
底の部分に石を敷き詰めた池に
サケのオスとメスを入れ、産卵をさせています。
メスが産卵のため穴を掘る様子や、
オス同士のメスをめぐるけんかなどが、
目の前で観察できるのが見所です。
産卵の瞬間は1日に1〜2回しかなく、
産まない日もあるそうです。
さけ科学館の近くの支川では、
9月末ぐらいにサクラマスの参考行動が観察できます。
また市内の下流域ではサケの遡上がみることができます。
関連情報はこちらのページ≪↓≫で確認できます。
http://www.sapporo-park.or.jp/sake/misc/salmdata.html
札幌市豊平川さけ科学館/札幌市南区真駒内公園2-1 TEL: 011-582-7555
開館時間 午前9時15分〜午後6時45分
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は次の平日に移動)
入館料 無料
URL http://www.sapporo-park.or.jp/sake/
◆千歳サケのふるさと館[千歳市]
日本における近代的なサケ・マス孵化放流事業が発祥した「千歳川」。
JR千歳駅から徒歩10分ほど、
千歳川のほとりにあるインディアン水車公園の中に、
平成6年、千歳サケのふるさと館が開館しました。
サケ・マスを中心に
北方圏で生息する淡水魚の生態や成長過程を観察できます。
また水産資源の保護や河川に関連する情報を
展示などで提供しています。
施設的な特徴としては
インディアン水車と千歳川水中観察室があげられます。
年間およそ30万尾のサケを捕獲する「インディアン水車」は、
孵化事業に用いるサケの親魚を捕獲するため、
毎年秋のみ千歳川に設置されます。
コロンビア川とインディアンのサケ漁が結びつき、
昭和40年頃から一般に
「インディアン水車」と呼ばれるようになったこの捕魚車は
明治時代、千歳孵化場の伊藤一隆氏が
アメリカ研修時代にコロンビア川で見たフィッシュ・ウィル(捕魚車)の
設計図を日本に持ち帰ったことから導入が実現しました。
現在では、このユニークな漁法を一目見ようと、
大勢の見学者が千歳に訪れ、
北海道の秋の風物詩として親しまれています。
「千歳川水中観察室」は、
千歳川の護岸の一部を活用した「千歳川」の、
川の中の様子が観察できるスペースです。
川の左岸30mにわたって、
縦1m,横2m、厚さ8.5?のアクリル製の窓が7つ
水の中に設置され、
千歳サケのふるさと館の地下1階から観察できるようになっています。
今の時期は、千歳川に遡上するサケを水中から観察できます。
ネット上でも観察室から見た千歳川の様子が≪↓≫配信されています。
http://www.city.chitose.hokkaido.jp/tourist/salmon/f_kansatu.html
千歳サケのふるさと館/千歳市花園2‐312インディアン水車公園内
TEL:0123-42-3001
開館時間: 9:00〜17:00
休館日:2003年度は12月26日〜1月9日
入館料: 大人(高校生以上)1,000円・小人(小・中学生)500円
URL: http://www.city.chitose.hokkaido.jp/tourist/salmon/index.html
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