「子ども・遊び」と文化環境  
Vol.15 (2001.12.15発行)    
目次

地域を拓く市民主導の行政をめざして
知的可能性を創発するオルタナティブ・ミュージアムの挑戦
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子どもたちはいま
津田雅人(文化環境研究所・代表)
  最近、子どもたちのことが気になりはじめた。大人の世界が元気を失っているとき、子どもたちもなにか生気を失ってはいないか。景気はますます混迷の度を増しているが、子どもたちの世界は数十年前に比べればはるかに豊かに恵まれた状態のはずではないか。なぜなのか。もしかして快適さ、便利さを追求した現代社会は、子どもたちに本当に必要なことを見失ってきたのかもしれない。
 今、各地でその失われたもの探しが始まっている。それは懐かしい空間であったり、転げまわる肉体と没入する精神の高揚であったりする。そして、もっと根本的な社会システムに関わることがらまで含むことになるのではないか。
 次代を背負うものであると同時に、最も大人社会の影響をうけてしまう弱い存在としての子どもたち。共に生きていく社会の形成が今もっとも求められている。
 今号は子どもたちへのさまざまな取り組みを文化環境として取り上げた。