インタープリテーションと博物館
Vol.19 (2003.02.10発行)
目次

然や歴史への知識の獲得は意識を開放し自由になる手段だ環境省大臣官房審議官(自然環境局担当) 小野寺浩
来館者とは能動的なインタープリター博物館は充分な解釈学的哲学を持つべき英国レスター大学教授 アイリーン・フーパーグリーンヒル
米国ウィスコンシン州における大学および地域の環境教育プログラムウィスコンシン大学 マイケル・グロス/ロン・ジマーマン
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インタープリテーションと博物館の関係
津田雅人(文化環境研究所・代表取締役)

 環境教育の場面でインタープリテーションと言う言葉が用いられている。辞書によれば解釈や、通訳、説明などと記されている。なにかぴったり来ないためかそのままカタカナ表記されている。意味は、目に見える事象を通してその背後にある意味を解き明かすこととされている。この意味であれば環境教育分野だけのものではないのではないか。
 一方、博物館の中でビジターはどのような経験をしているのだろうか。たくさんの展示物と情報に取り囲まれながら、自分との関わりとしては見えてこない。このように感じている人が多いのではないか。それはちょうど森を歩くのに等しい。森は様々な表情を見せてくれるが、解き明かす術を持たないものにはその先が読めない。
 博物館がビジター中心主義に移行しようとしている。ビジターの博物館での学習経験を正確にトレースする必要がありそうだ。
 インタープリテーションが博物館との関係で検証されなければならないのではないかと考えた次第である。