インタープリテーションと博物館
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米国ウィスコンシン州における大学および地域の環境教育プログラム
[シュメックリイ保護区]

ウィスコンシン州中央部にある大学と地域社会にとっての貴重な自然資源
・・・ シュメックリイ保護区管理者、環境インタープリテーションの専任講師 ロン・ジマーマン


■「この地は将来スティーブンズ・ポイントの市街地のなかにあって、緑の島として存在することになるであろう」と約 年前にフレッド・シュメックリイは言った。今日、 ヘクタールのエリアは、「シュメックリイ保護区」(注6)と彼の名前が付けられ、その功績をたたえている。フレッド・シュメックリイは合衆国で最初に、ここウィスコンシン大学スティーブンズ・ポイント校において自然保護教育専攻をスタートさせた教授である。

PHOTO no.12  OAKS――
ベラード・オークスはオークの林に戻りつつあるエリアである。多くの木は 年以上生き続けている。

■この保護区はウィスコンシン大学スティーブンズ・ポイント校のキャンパスの一部であり、学部の数百のクラスによって、自然を体験する生きた研究室として利用されている。多くは自然資源学部の授業であるが、これら科学志向のコースの他に、芸術、健康、建築の授業も定期的にこの保護区を利用している。

■このネイチャー・エリアは、ヨーロッパの開拓者がこの地に定住する以前から存在していた野生生物の生息環境を維持するために管理されている。鹿が草原や湿地で草を食み、小道のビジターを恐れない。渡りの途中のカモやガン類が ヘクタールの池で羽根を休めている。学生の火入れチームは、森林を拓き、野生生物を維持するために、火入れをすることを公認されている。また、他の学生は無線発信器の首輪をつけた鹿や、夜間飛び回るムササビを追跡探査している。

PHOTO no.13  遠隔測定法――
野生生物履修の学生が遠隔測定装置を使って無線発信器をつけた保護区内の鹿を探知している。

PHOTO no. 14 火入れ――
学生の火入れチームが草原やオーク林の生息環境を維持するために、火入れをおこなっている。

■大学の利用に加えて、エリアは市民のために無料で公開されている。約 キロメートル以上の自転車やウォーキング用のトレイルが設けられ、保護区のビジターセンターから利用することができる。そのビジターセンターは大学生によって運営され、彼らの多くは公園やネイチャー・センターの専門家となるために訓練を受けている。毎月、学生はインタープリテーション実習の一部としてネイチャー・プログラムを人々に提供している。この学生たちはビジターセンターの入口でビジターを笑顔で迎え、彼らをネイチャー・エリアに案内したり、近隣の他のアトラクションを教えたりしている。ビジターセンターの展示室ではウィスコンシン州の豊かな自然保護の歴史を知ることができる。これらインタラクティブな展示は、博物館やネイチャー・センターで働くためのトレーニングをうけている大学生によってしばしば変更され、新しく作られている。ここにあるほとんど全てのものは、新世代の熱心な学生たちによって、絶えず評価され、変更されている現在進行中の仕事である。

PHOTO no. 15 受付――

シュメックリイ保護区のビジターセンターの受付カウンターで見学者を笑顔で出迎えている学生。

■シュメックリイ保護区はウィスコンシン大学に属しているが、その運営管理費は管理者や、副管理者、保護区で働く学生によって生み出されている。その多くは学生が経営するシダー材のサインの売り上げでまかなわれている。約 年間、学生は公園やネイチャー・センター、また町でも売られている田舎風の木製サインをデザインし、製作してきた。また、公園のインタープリテーション計画やトレーニングのコンサルタント・サービスを提供することでも収入を生み出している。

PHOTO no. 16 サイン製作――

ビジターセンターの地下室で木製のサインをデザインし、製作している学生。これらのサインから得たお金は、保護区の資金になっている。

■保護区は大学のアカデミックな世界とウィスコンシン州の中央部の地域社会との接点である。また、保護区はネイチャー・エリアへの歓迎の門であり、ウィスコンシン州周辺の保護団体や環境団体の出会いの場となっている。

PHOTO no.12 OAKS

PHOTO no.13 遠隔測定法

PHOTO no.14 火入れ

PHOTO no.15 受付

PHOTO no.16 サイン製作

「インタープリティブ・センター」
ネイチャー・センターやビジター・センターの歴史と設計、開発

■著者
マイケル・グロス/ウィスコンシン大学スティーブンズ・ポイント校、自然資源学部教授
ロン・ジマーマン/ウィスコンシン大学スティーブンズ・ポイント校、自然資源学部・シュメックリイ保護区管理者

●この本はインタープリテーションの専門家や学生のための実用的ガイドである「インタープリターのためのハンドブック・シリーズ」の第5集である。
●この「インタープリティブ・センター」では、著者らは施設を計画する設計者、運営する管理者、維持するスタッフらと協議を重ね、これら施設の哲学と方法論について分かち合った。そのため、著者らは委員会の委員、インタープリター、ボランティア、管理者、営繕担当者、建築家、ランドスケープ設計家、展示デザイナーが読者であって欲しいと願っている。


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