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○身近な経験からはじめましょう。
現実の環境問題が複雑な様相を呈していると言っても、複雑なだけでは教材になりません。そこで身近な経験を捉え、話題を展開していく事が、大切となります。例えば、環境の影響を受け易い、水や小動物から始めるよう推奨します。環境教育ではその学習展開のプロセスを発達段階と捉え以下のように考えています。
環境学習のプロセス
1ステップ:関心・気付き(Awareness)を促す
2ステップ:知識(Knowledge)の提供
3ステップ:態度・姿勢(Attitude)への関心
4ステップ:技能・技術(Skills)への理解
5ステップ:評価能力(Evaluation ability)を育てる
6ステップ:参加(Participation)への促し
と捉え、学習プロセスとして整理すると
第1段階:感性と創造力(想像力)を育てる学習
第2段階:知識に基づき理解を深める学習
第3段階:評価能力と価値観を育む学習
第4段階:参加し行動する能力を育む学習
となります。
教材は各段階で可能ですが、多くは第1、第2段階で計画されるのが普通です。第3、第4段階ではワークショップ等のグループ学習に期待される事が多くなり、教材もそのワークショップ等との関連で手作りされるものとなります。
次に第1段階の感性と創造力を刺激して、関心・気づきを促すために、五感を触発する事を考えてみましょう。
・五感を触発する方法
1. 視覚的体験を促がす手法
動植物の色/発光する生物/いろいろな自然の形/歩行・飛翔などの動き/夜の視界
2. 聴覚的体験を促がす手法
水・風などの自然音/動物・鳥・昆虫の声/開花・種子の飛散/人間に聞こえない音
3. 臭覚的体験を促がす手法
植物の花・葉・実・樹液/動物の痕跡・排泄物/くさい昆虫/水の味・空気
4. 触覚的体験を促がす手法
手の感触・温度・湿度・振動・重さ・質感・形状・固さ/風の動き・水の流れ
体験に基づいた学習を進めるに当たってこれら「五感」に働き掛けることは極めて重要な事であります。
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