評価と検証をとり入れた展示開発‐自然共生研究センターにおけるケース・スタディー‐
〜『文環研レポート』18号より〜
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■実験施設内での「興味・関心」についての調査

 センターで研究テーマにしている川と生き物と環境のかかわりについて、わかりやすく興味を引く展示をつくるため、利用者が実験施設内のどのようなものに「興味・関心」を持っているか調査を行った。

 開発する展示は子どもたちにも理解して欲しいので、平成12年夏当時、岐阜県羽島郡川島町立川島小学校(以下、川島小学校)に通学していた小学6年生6名(男子4名・女子2名)に被験者として協力してもらい実施した。小学生が自由に実験河川を見学する中でどの部分に興味・関心を示したか、各自持参したデジタルカメラに撮影しデータを収集した。調査終了後、研究棟に戻り、撮影した画像をモニターに映し出しながら、何を撮影したのか、どのようなところに興味を持ったかなどヒアリングを行った【写真2】。

写真2【写真2】デジタルカメラで撮影している様子

 あわせて、センターに来て始めて見たものやわかったこと、この施設にあったらいいものやできたらいいことなども質問した。
 調査に参加したほとんどの小学生は、設置されているアンテナやカメラなどの実験用の設備が『一体何に使われるのか』不思議に感じたと言う。同時に魚を始め、浮いている草や川の流れなどにも関心を示すなど、アンケート調査の結果同様、目にとまりやすく、イメージしやすいものが関心を引き、撮影された。
 一方、興味深い点として『重要なことが書いてありそう』と言う理由から、半数以上の子どもたちが、現在地を表示するサインの盤面を撮影していた。子どもたちは、サインにはこの場を理解するための手がかりが示されていると直感しているものと思われる。


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