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◆施設の大きな特徴 ━実験河川━
 自然共生研究センターには3本の実験用の川[写真22]があります。1本はまっすぐ で単調な川、あとの2本は曲がった多様な空間のつくられた川です。曲がった川には 5つの研究ゾーンが設置[写真23.24.25]され、流れが速くて水深が浅く石がごろごろ した瀬、水深が深くて流れがゆっくりな淵、川沿いに窪んだワンドと呼ばれる止水域 等、いろいろな空間が用意されています。また実験河川には出水を起こすことが可能 です。新境川から水をひいて実験河川の上流に貯め、最大毎秒4トンの流量をコント ロールしながらそれぞれの川に流すことができます。このように、川の空間と流量と いう2つのファクターをコントロールしながら生き物の生息状況などについて、複数 の河川を使って定量的に比較して実験できることが自然共生研究センターの大きな特 徴です。自然の中でまったく同じ川を見つけて、その条件をコントロールして比較研 究することは不可能で、そのために従来の研究では実証できていない現象がたくさん あったのですが、この施設ではそれが可能です。また、この実験河川は800メートル の長さを持っていますが、この規模のものは世界的にも例がなく、実際の自然に近い スケールで様々な現象を実証することができる可能性からも、これからの研究に期待 が寄せられています。
[写真22]上流区間における三本の実験河川
      (自然共生研究センター)
[写真23]5つの研究ゾーンのうちの一つ
      「ハビタット研究ゾーン」
      (自然共生研究セン ター)
[写真24]5つの研究ゾーンのうちの一つ
      「冠水頻度研究ゾーン」
      (自然共生研究センタ ー)
[写真25]5つの研究ゾーンのうちの一つ
      「ワンド研究ゾーン」
      (自然共生研究センタ ー)

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