【Cultivate Vol27 特集◎アメリカのチルドレンズ・ミュージアム事情】より
インディアナポリス・チルドレンズ・ミュージアム館長 クレッグ・ウェトリー(Craig WETLI)
インディアナポリス・チルドレンズ・ミュージアム展示デザイナー ジェフェリー・H・パッチェン(Jeffrey H. PATCHEN)
インディアナポリス・チルドレンズ・ミュージアム教育担当 ケイ・カニングハム(Kay CUNNINGHAM)
インタビュー/松本知子(松本知子事務所) 三上戸美(文化環境研究所研究員)
プロフィール
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| インディアナポリス・チルドレンズ・ミュージアム外観 |
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| ホール全景 |
―――まずは貴館の特色を教えて下さい。
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| ケイ・カニングハム Kay CUNNINGHAM |
カニングハム―大きな特色としてはコレクションがあること、そしてそれらを活かした教育活動を行っている点です。これまでは、子どもに焦点をあてた活動を行ってきましたが、過去4年間は家族に焦点をあてた「ファミリー・ラーニング(Family Learning)」をテーマとし、家族が一緒に学ぶことができる展示やプログラムの開発に取り組み、展開しています。
―――コレクションを活かした教育活動とは。
カニングハム―当館のコレクションは、設立時に市民に呼びかけて収集した資料が基礎になっており、大きく分けて自然史、世界の民族資料、アメリカの民俗資料を約10万点収蔵しています。コレクションを持ったチルドレンズ・ミュージアムは、アメリカのなかでもあまり多くありません。ここの博物館が成功している理由のひとつには、コレクションを用いた実物展示が挙げられます。恐竜の実物骨格標本をはじめ、シロクマの剥製標本、カルーセル(回転木馬)などの本物に触れ、それらを使うことにより、子どもたちの心を捉えようとしています。バーチャル・リアリティなどのコンピュータ技術を積極的に導入しようとした時期もありましたが、現在は、実体験から学ぶ方向に転換しています。バーチャル・リアリティは家庭でも体験できますので、私たちは、当館にいるときにしかできないような実体験を子どもたちに提供したいと考えております。
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| 公立図書館の分館「インフォゾーン」 | インフォメーション・デスク | デザイン室で描かれた展示イメージ図 |
―――なぜ家族をターゲットにしたのですか。
カニングハム―インディアナポリス・チルドレンズ・ミュージアムの来館者の多くは家族です。学校団体での来館は全体の15%であり、その他は家族単位で来館するので自然とそのようになりました。なお、私たちの考える「家族」は、決して血縁関係を問うものではありません。また個人的意見ですが、家族が一緒に時間を過ごすことはとても重要であると思っています。質の良い時間を博物館で過ごし、それを家庭に持ち帰り、家族でミュージアムでの体験を共有することなどで、重ねて良い時間を過ごしてもらうことが大事だと思います。
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| 玩具コレクションの収蔵庫 | 工房のスタッフ | Dinosphereのクリーニングラボ |
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| モンタナの発掘現場を再現したコーナー | 恐竜の骨格標本 | 恐竜をテーマにした展示"Dinosphere" |